藤波貴久の世界選手権勝利は、2016年7月、フランスのルルドでの大会以来、5年ぶりとなります。世界選手権参戦26年目、これは藤波の世界選手権34勝目となりました。これは歴代5位の記録となります。
この日、トルメッゾは天候もよく、気温も上昇傾向となりました。セクションは前日よりテクニカルさが増していて、試合は波乱含みでした。そんな中、Repsol Honda Teamの藤波は、1日を通じて尻上がりに調子をあげていき、2ラップ目には4点という、圧倒的好スコアをマークして勝利をもぎ取りました。2位には、チームメートであり、ランキングリーダーのボウが入りましたが、ボウに対して8点差は圧倒的ともいっていい勝利でした。藤波はこの勝利で、ランキングでも3位に浮上しています。
負傷手術からの復活大会で劇的な勝利を飾った前日の活躍から一夜明け、この日のトニー・ボウはいくつかのミスがありました。しかしそれでもがっちりと藤波に次ぐ2位をキープ。土曜日に勝利、日曜日に2位となり、世界選手権ランキングのポイントリードを5点に広げています。
世界選手権第2戦は、7月4日、フランスのシャレードで開催されます。次の戦いは、日曜日のみに開催される、1日制となります。