X-Trial最終戦、チャンピオンのトニー・ボウは2位、ガブリエル・マルセリは5位

よいトライアル、よい夜になって、満足しています。よいトライアルショーを披露できたと思いますし、我々自身も楽しむことができました。競技については、今回は比較的簡単なセクション設定だったので、とにかくミスは禁物だと分かっていました。ラウンド1、ラウンド2については減点なしでクリアすることができましたが、決勝では第2セクションで失敗をしてしまいました。これを取り返して、再びトップの座を狙うのは、とても難しいことでした。第4セクションではブスト(ヴェルティゴ)がミスをしたので、ここで差をつめて優勝争いをするチャンスもあったのですが、最後は滑り落ちて勝負ありです。しかし私たちは、最後まで一生懸命戦いました。これは私たちに息づくDNAでもあります。最後まで戦い、アンドラでタイトル獲得を祝うことができて、そして楽しいトライアルショーをお客さんに楽しんでもらって、私はとても満足です。優勝4回、2位1回、とてもすばらしいシーズンでした!

開幕戦には出場できず、それがランキングにも大きな影響を与えることになりましたが、それでもなお、私は今シーズンの流れに満足しています。表彰台に非常に近いポジションにいるのは明らかだったので、この最終戦では表彰台を獲得してシーズン終了としたかったのですが、それは大きな試練でした。第4セクションで大きなミスをしてしまい、今回は5位という結果に甘んじることになりました。しかしランキング5位を獲得できて、シーズン全体の流れとしては、とても満足なものになりました。

まず今日のハイライトは、トニー・ボウの16回目のインドア世界チャンピオン獲得のお祝いです。今日の結果は準優勝でちょっと残念でしたが、シーズンを通じて見ればタイトルを獲得できてなによりです。今日のボウは、最初の2ラウンドは完ぺきな走りを披露しました。全セクションをクリーンですから文句はありません。しかし決勝で重大なミスを一つだけおかしました。決勝はとても接戦で、この日の優勝争いの相手であるブストはとてもよく走っていました。このシーズン、ボウは全勝を望んでいたので、おそらく満足度ももう一つではないかとは思いますが、しかし16回目のタイトルを獲得して、記録を一つ更新したのは確かで、すばらしいシーズンの結末でした。

ガブリエル・マルセリについては、今日はとてもよく走っていました。表彰台獲得も目前でしたし、何より彼が表彰台を切望していました。なので今日の結果は残念でしたが、しかしこれから、細部に渡って調整をしていって、さらに一緒にがんばっていきたいと思います。マルセリは、インドア・アウトドア、両方の世界選手権でランキング5位を獲得しました。この結果も、今日の大きなお祝いです。彼には大きなポテンシャルがあるのは明らかでしたので、実はもう少し期待もあったのですが、来年に向けて、さらにハードワークをこなして躍進を目指します。