Repsol Honda Teamのエース、トニー・ボウは、この大会で勝利を収め、15回連続のXトライアルのタイトル獲得と、30回目の世界チャンピオン獲得を決定しました。
タイトル争いのライバルのアダム・ラガ(TRRS)は3位、ハイメ・ブスト(ヴェルティゴ)は4位で、ボウの敵とはなりませんでした。30個の世界タイトル獲得は、トライアルならずとも史上最高の実績です。
ボウのタイトルは、ラウンド2でラガとブストが敗退した時点で決まりました。ファイナルラウンドでのボウは、新たなチャンピオンとして登場しました。ファイナルラウンドのセクションは、ファイナルらしい難易度の高いものでしたが、それでもボウのライダースキルの障害とはなりませんでした。
ボウは、15年間連続で世界のトライアルシーンの頂点に立っています。ボウを阻むものは、誰もいません。これまで、ボウは194の世界選手権勝利を挙げていますが、そのうち69勝がXトライアルでのものとなっています。