ベルギー大会は今シーズン前半戦最後の一戦で、この後、TrialGPは8月末までサマーブレイクに入ります。前日の雨でコースはぬかるんでいて難しい状況でしたが、Repsol Honda Teamの2人のライダーは、この地で再び実力を発揮しました。
1ラップ目、ボウのライディングはすばらしいものでした。タイムオーバーを含めて、ボウの減点は21点。2番手と10点差のトップで試合を折り返します。2ラップ目もボウのリードは安定していました。最後に減点を増やしてしまいますが、それでも2位に11点差をつけて今シーズン8勝目を挙げました。
マルセリは2位で表彰台に登壇し、前半戦を締めくくりました。1ラップ目は2番手と同点の3番手に。そして2ラップ目、マルセリはボウをもしのぐ、この日の最少減点である減点17をマークして、2位争いを勝ち抜きゴールしました。マルセリは今シーズン7回目の表彰台獲得で、総合ランキング2位をキープ。総合ランキング3位との差は9ポイントに開きました。
ボウの42ポイントというポイントリードは、2試合分のアドバンテージに匹敵します。チームメートであるマルセリとのチャンピオン争いに注目です。
サマーブレイク明けの次戦は8月25日(日)から開催されるフランス、カオールでの一戦です。さらに次戦は最終戦となるスペイン大会ですが、ボウはフランス大会で2024年チャンピオンを獲得するチャンスを迎えます。