Race
X-Trial 2022
Round 2

トニー・ボウ、2022年Xトライアルで2戦2勝を挙げる

fr Chalon-sur-Saône

開幕戦に勝利したRepsol Honda Teamのエース、トニー・ボウは、第2戦でも勝利を収めました。ガブリエル・マルセリは今回がRepsol Honda Teamライダーとしてのデビュー戦。その初めての戦いで8位となりました。

トニー・ボウ、2022年Xトライアルで2戦2勝を挙げる

今回の戦いは、チームにとっていろいろな難しさのあるものとなりました。セクションは難しく、ライダーとチームは苦労を重ねることになりましたが、ボウはトップポジションをマークして、ランキングトップを維持しました。マルセリは初めてのチームでの戦いでしたが、オープニングラウンドで敗退して、8位フィニッシュとなりました。

ラウンド1は、開幕戦ニースでのそれより難度が増していました。このラウンド1で、ボウは減点11点をマーク、これは全体の2位のスコアとなりました。マルセリは、今回は完敗模様。Repsol Honda Teamでのデビューとなったマルセリでしたが、経験不足もあってミスが目立ち、減点19点がデビュースコアとなりました。マルセリはラウンド1敗退です。

ラウンド2でのボウは、第1、第3セクションでミスを犯したものの、わずか2点、ラウンド2のベストスコアをマークしました。ボウはこれで決勝ラウンドへ進出する権利を得るとともに、ラウンド2の勝者が獲得する1ポイントを得ることになりました。

そして決勝は、激しい戦いになりました。ライバルは、開幕戦ニースと同様にアダム・ラガ(TRRS)。しかし接戦を制したのはボウでした。ボウはこれで開幕2連勝。2022年Xトライアルのポイントリードを13点に広げることになりました。マルセリは、ランキング8位となっています。

次なる戦いは、10年ぶり開催のマドリードとなります。ボウは、マドリードではこれまでに5回の勝利を収めています。


Toni Bou
Toni Bou 1
Repsol Honda Team
私たちにとっては、とてもいいトライアルとなりました。思うに、ニースほどには難しくはなかったかもしれませんが、とても滑りやすいセクションがあって、うまくいったりいかなかったり、いろいろなことがありました。ラウンド1ではラガと同点、ラウンド2でもラガと同点でした。そしてファイナルでは、ラガに1ポイント差で勝利しました。今回のラガは失敗することなく、もっとも難しいところでわずかな失敗をしただけでした。そこで勝負が決まりました。チャンピオンシップは2戦2勝、4つのボーナスポイントのうち、3つを得ることができました。チーム全員が懸命に戦った成果が結果となって出ています

Gabriel Marcelli
Gabriel Marcelli 38
Repsol Honda Team
新しいチームに参入して、初めての戦いになりましたが、決して簡単な戦いではありませんでした。初めての戦いとあって、緊張をしてしまいました。第1セクションで失敗してしまって、それが今日の敗因の始まりでした。反省点としては、セクションにしっかり集中できず、自分が思うように乗れなかったのは残念でした

Takahisa Fujinami
Takahisa Fujinami
ラウンド1では、ボウは緊張しているようでした。しかしラウンド1の最後は、トップ通過が決定していたので、5点をもらうことで時間を稼ぐことにしました。実は、ラウンド1でもボウはトップだったと思ったのですが、ラウンド1のトップは奪われてしまいました。それはミスでした。しかしラウンド2と決勝でボウはトップスコアをマーク、ボウの強さは健在でした。さすがに、ここまで30の世界タイトルを獲得しているボウの面目躍如です。マルセリは、ウォーミングアップではすばらしい走りを見せていたのですが、いざ試合が始まると、別人のようになってしまいました。この戦いを楽しんでいましたが、成功したとはいえません。今後数日間は、この問題に取り組んでいきます。マルセリは非常に高い能力を持っているので、マドリードで、それを証明してくれることを望んでいます


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