今回の戦いは、チームにとっていろいろな難しさのあるものとなりました。セクションは難しく、ライダーとチームは苦労を重ねることになりましたが、ボウはトップポジションをマークして、ランキングトップを維持しました。マルセリは初めてのチームでの戦いでしたが、オープニングラウンドで敗退して、8位フィニッシュとなりました。
ラウンド1は、開幕戦ニースでのそれより難度が増していました。このラウンド1で、ボウは減点11点をマーク、これは全体の2位のスコアとなりました。マルセリは、今回は完敗模様。Repsol Honda Teamでのデビューとなったマルセリでしたが、経験不足もあってミスが目立ち、減点19点がデビュースコアとなりました。マルセリはラウンド1敗退です。
ラウンド2でのボウは、第1、第3セクションでミスを犯したものの、わずか2点、ラウンド2のベストスコアをマークしました。ボウはこれで決勝ラウンドへ進出する権利を得るとともに、ラウンド2の勝者が獲得する1ポイントを得ることになりました。
そして決勝は、激しい戦いになりました。ライバルは、開幕戦ニースと同様にアダム・ラガ(TRRS)。しかし接戦を制したのはボウでした。ボウはこれで開幕2連勝。2022年Xトライアルのポイントリードを13点に広げることになりました。マルセリは、ランキング8位となっています。
次なる戦いは、10年ぶり開催のマドリードとなります。ボウは、マドリードではこれまでに5回の勝利を収めています。