トライアル世界選手権の2022年シーズンは、今週末スペインで開幕します。タラゴナの南にある町、ロスピタレ・ドアンファンが開幕戦の開催地となり、Repsol Honda Teamは今年もトライアル世界選手権のチャンピオンシップ獲得に意欲を燃やします。スペイン戦は、初めて開催された1975年以来、TrialGPのトップイベントとして知られています。
現チャンピオンのトニー・ボウは、TrialGPスペイン戦では19回優勝しており、今年も16回目のシリーズタイトル獲得に向けて最も有力視されています。ボウは2021年シーズン終了時点で125勝を挙げています。今年のX-Trialでは、4戦全勝です。
今年からRepsol Honda Teamにデビューした、スペイン・ガリシア出身のガブリエル・マルセリは、昨年まで高いポテンシャルを見せてきたライダーです。今年のX-Trialではマドリードで2位表彰台を獲得するなど、好調なスタートを切りました。TrialGPでは表彰台フィニッシュを獲得することが目標です。
今年のスペイン大会は、金曜日に車検、プラクティス、ライダーセクションの下見が終了したあと、ロスピタレ・ド・アンファンで選手パレードが行われます。開幕戦は、土曜、日曜の2日間、旧ラストレス川の1ラップ全長12kmの12セクションを2ラップして争われます。
開幕戦を終えると、TrialGP世界選手権はアンドラ、ドイツ、ベルギー、フランスと続き、9月中旬に行われるイタリア・プレーシアのポンテ・ディ・レグノで幕を閉じます。
2022年 トライアル世界選手権
6月11-12日 | ロスピタレ・ド・アンファン | スペイン |
6月18-19日 | サン・ジュリア・デ・ロリア | アンドラ |
7月9-10日 | ノインキルヒェン | ドイツ |
8月21日 | コンブレン・オー・ポン | ベルギー |
8月28日 | カオール | フランス |
9月17-18日 | ポンテ・ディ・レグノ | イタリア |