TrialGPでは恒例となっているサン・ジュリア・デ・ロリアを舞台とするアンドラ大会は、チームにとってすばらしい週末となりました。スタートからチームの2人はトップレベルのパフォーマンスを発揮。ボウが圧勝し、マルセリは大接戦の2位争いを制したことで、今シーズン2度目の1-2フィニッシュを達成しました。
スペイン・バルセロナ出身のボウは、現在アンドラに住んでいます。高地でのトライアルに慣れ、地形も熟知しているボウにとって、ここでの戦いには大きなアドバンテージがあります。
1ラップ目から2番手以下を引き離していたボウ。2ラップ目もその好調は変わらず、全12セクションの中の第9セクション時点で勝利を確定的にしていました。最終的にボウの減点は23点、2位の減点は58点だったため、大差で3連勝を飾りました。
一方、マルセリは序盤から苦戦を強いられました。
1ラップ目、マルセリはいい走りをみせて表彰台争いに加わり、終盤の連続5点の減点とタイムオーバーによる2点の減点を喫し、1ラップ目を5番手で折り返しました。ライバルはハイメ・ブスト(ガスガス)とマテオ・グラタローラ(ベータ)、ミケル・ジェラベルト(ヴェルティゴ)で、ここから上位に向けてマルセリの追い上げが始まります。
2ラップ目、そのまま5位フィニッシュになってもおかしくない厳しい接戦の中、マルセリはギリギリのパフォーマンスをみせ、3位と同点、クリーン数差で2位表彰台を獲得しました。
総合ランキングでは、ボウが60ポイントでトップ。今回の2位でポジションを戻したことで、マルセリは49ポイントとなり総合ランキング2位につけています。
次なる戦い、アンドラ大会の2日目は、同じ会場で日曜日の現地時間9時から始まります。