雨上がりのサンマリノ、Repsol Honda Teamがワンツーフィニッシュ
トライアルGP、世界選手権第4戦は、サンマリノでの開催となりました。今シーズン7戦目の戦いは、Repsol Honda Teamにとってすばらしいものとなりました。滑りやすい石の多い会場は、早朝に降った雨の影響が一日中続くことになりましたが、そんな中、トニー・ボウは今シーズン4勝目を挙げ、そしてガブリエル・マルセリは2位。アウトドアのトライアルGPでは初めて、チームでのワンツーフィニッシュを達成しました。
32回の世界チャンピオン、そして33回目のタイトル獲得を目指すボウは、この日は一日を通じて安定したライディングを披露しました。1ラップ目、ボウのミスは最低限でした。もちろんトップスコアでこの試合をリードします。そして2ラップ目、1ラップ目と同様の減点でリードを確実に保持して勝利。4大会目にして4勝、今回の結果で、ボウは初めてライバルに5ポイント差を築いてのポイントリーダーとなりました。
一方、ガブリエル・マルセリは、1ラップ目にいくつかのミスをおかしながらも確実に表彰台争いを繰り広げました。1ラップ目、マルセリの減点は24点でしたが、ボウのライバルたるハイメ・ブスト(Gas Gas Factory Racing)が同じ24点、そしてここまでの3大会、マルセリと大接戦のランキング3位争いを繰り広げていたアダム・ラガ(TRRS)が減点25点で、この2人に迫っていました。2ラップ目、マルセリはどのセクションでも安定した走りを見せて、スコアを改善していきました。2ラップ目のマルセリの減点は、ボウと同じ11点。共に、2ラップ目のトップスコアでした。マルセリの2位はトライアルGPでは初めてで、ボウとのワンツーフィニッシュも初めてでした。これでマルセリはライバルのラガに6ポイント差の単独ランキング3位となりました。
次戦は同じくサンマリノ。Day2のレースは日曜日の午前9時にスタートです。
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