ポルトガルGPの2日目、大会は厳しい川のセクションと、グリップの悪さが結果に大きな影響を与えることになりました。Repsol Honda Teamのライダー2人は、雨の少ないこの地域のぱさぱさと乾燥した気候の中、各セクションで大きな可能性を求めて奮戦しました。
ボウは、土曜日の1日目と同じ手堅い戦いぶりで、1ラップ目を7点にまとめて試合を始めました。2位につけたのは目下の最大のライバル、ハイメ・ブスト(ガスガス)と、チームメートのマルセリで、ボウのリードは5点ありました。
2ラップ目、ボウの安定感は変わらず、1ラップ目と同じ7点。しかしライバルのブストが思わぬ好パフォーマンスを発揮して、喫した減点はわずかに1点。この結果、ボウはわずか1点差で、勝利を逃す結果となりました。
チャンピオンシップのランキングテーブルでは、ボウとブストが2勝ずつでイーブン。両者は74ポイントで並んでいます。いつになく、し烈なチャンピオン争いが展開されています。
マルセリは、1日目におかしたミスを修正して、確実な表彰台争いを繰り広げました。1ラップ目は減点12点で同点2位。2ラップ目、マルセリは走りを乱すことなく同じく12点でラップをまとめて、ランキング争いのライバル、アダム・ラガに6点差で3位表彰台を獲得しました。
ランキングのトップ争いをするボウと同様に、マルセリも3位と4位をラガと分けあっていますが、今回でマルセリは3回目の3位獲得。その獲得ポイントは58点と、ラガに4点リードで、マルセリの現在のランキングは3位です。
Repsol Honda Teamの次なる戦いは、5月19日から21日までモビリティリゾートもてぎで開催される日本GP。日本でトライアルGPが開催されるのは3年ぶりとなります。