Day 2
TrialGP 2023
Round 2

ポルトガルの2日目、ボウが2位、マルセリが3位で表彰台獲得

pt Gouveia

タイトル防衛のかかる現役世界チャンピオンのトニー・ボウが2位、そのチームメートのガブリエル・マルセリが3位に入り、2人揃って表彰台獲得です。

ポルトガルの2日目、ボウが2位、マルセリが3位で表彰台獲得

ポルトガルGPの2日目、大会は厳しい川のセクションと、グリップの悪さが結果に大きな影響を与えることになりました。Repsol Honda Teamのライダー2人は、雨の少ないこの地域のぱさぱさと乾燥した気候の中、各セクションで大きな可能性を求めて奮戦しました。

ボウは、土曜日の1日目と同じ手堅い戦いぶりで、1ラップ目を7点にまとめて試合を始めました。2位につけたのは目下の最大のライバル、ハイメ・ブスト(ガスガス)と、チームメートのマルセリで、ボウのリードは5点ありました。

2ラップ目、ボウの安定感は変わらず、1ラップ目と同じ7点。しかしライバルのブストが思わぬ好パフォーマンスを発揮して、喫した減点はわずかに1点。この結果、ボウはわずか1点差で、勝利を逃す結果となりました。

チャンピオンシップのランキングテーブルでは、ボウとブストが2勝ずつでイーブン。両者は74ポイントで並んでいます。いつになく、し烈なチャンピオン争いが展開されています。

マルセリは、1日目におかしたミスを修正して、確実な表彰台争いを繰り広げました。1ラップ目は減点12点で同点2位。2ラップ目、マルセリは走りを乱すことなく同じく12点でラップをまとめて、ランキング争いのライバル、アダム・ラガに6点差で3位表彰台を獲得しました。

ランキングのトップ争いをするボウと同様に、マルセリも3位と4位をラガと分けあっていますが、今回でマルセリは3回目の3位獲得。その獲得ポイントは58点と、ラガに4点リードで、マルセリの現在のランキングは3位です。

Repsol Honda Teamの次なる戦いは、5月19日から21日までモビリティリゾートもてぎで開催される日本GP。日本でトライアルGPが開催されるのは3年ぶりとなります。


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Toni Bou
Toni Bou 1
Repsol Honda Team
今日は、全体的にはいいレースができたと思っています。昨日の感触から、今日は難易度が高められるであろうことは明らかだったし、ライバルはもっとミスを減らしてくるだろうことも想定していました。そしてそれは、その通りになりました。1ラップ目、第5セクションでの5点が、多くのものを失う決定打でした。ただ、勝利を勝ち取ることは可能だったと思っています。4点リードしていた2ラップ目の第7セクションで失敗、5点となって、勝機を逃すことになりました。あれは限界ギリギリの走りだったのです。それでも現在のランキングテーブルでは、まだまだ我々に利のある状況です。次は日本。いつもの日本が帰ってきました

Gabriel Marcelli
Gabriel Marcelli 38
Repsol Honda Team
とてもうまくいったと思う。できればおかしたくなかったミスは多かったけれど、全体的にはうまく走れたし、チームはすばらしい仕事をしてくれました。結果には満足しています。ランキングポイントでもいいところにつけています。この流れを続けていかなければいけません。私たちにはとても強い忍耐力があって、コンスタントにその力を発揮できています。次の日本に向けて、いい兆候は揃っています。こういう状況は私に自信を与えてくれました。すべてのレースで表彰台に上がれると思います。日本に向けては、もう少し欲張った目標を持って臨みたいと思っています。

Takahisa Fujinami
Takahisa Fujinami
Repsol Honda Team
ボウは1ラップ目にリードを築くことができたのですが、2ラップ目は接戦になるだろうと予想していました。その予想通りの展開となる中で、ボウは取り返しのつかないミスをしてしまいました。ボウが勝利を逃したのは、とても残念なことです。今日はチャンピオンシップの流れを考えるととても重要な1戦だったのですが、これがレースということなのでしょう。マルセリについては、表彰台を獲得し、さらに上位を目指すべく戦ってきました。いくつかのセクションはとても厳しいものでしたが、マルセリはそれをきっちり走りきりました。すばらしいパフォーマンスでした。チームの活動もすばらしく、次はHondaの本拠地、日本での戦いになります。日本での戦いとその結果が楽しみです。



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