トニー・ボウとハイメ・ブスト(ガスガス)によるトップ争いは、1ラップ目のスタートからたいへんな接戦となりました。1ラップ目、ボウは接戦の2位となり、2ラップ目にすべてのセクションで状況を改善することができました。最終的に、ボウとブストは33点の同点でゴール。勝負は競技時間により決着を見ることになりました。ボウが4時間14分23秒、ブスト4時間13分54秒、29秒の差で、ボウは2位となったのでした。
ガブリエル・マルセリは1ラップ目から難しい戦いを強いられました。ミスが重なり、1ラップ目には表彰台圏外の6位で折り返します。ここから2ラップ目に入り、失敗したライディングを修正、減点を減らすことに成功しました。大会終盤、マルセリはアダム・ラガ(TRRS)と表彰台を争い大接戦となりますが、惜しくも3点差で3位表彰台を逃し、4位となりました。
この結果、世界選手権ランキングでは、ボウがブストと同点のトップタイ(高順位が最新のライダーがランキング上位となるため、ボウはランキング2位となります)、マルセリが同点4位となっています。2人のライダーの次なる戦いは、6月9日のサンマリノGPとなります。