サンマリノGP、その2日目。もともと滑りやすいエリアが、前夜の雨によってさらに多くのぬかるみが発生していて、Repsol Honda Teamの2人にとっても厳しいトライアルとなりました。
こんな中、トニー・ボウは今シーズン5勝目。4大会目にして初めて両日優勝のパーフェクトウインを飾りました。ガブリエル・マルセリは難しい一日を戦いきって、6位入賞となりました。
1ラップ目、ボウには多くのミスがありました。このラップ、ボウは3番手で折り返して、2ラップ目の逆転を目指すことになりました。ライバルはもちろんハイメ・ブスト(ガスガス)。ブストとの激しいトップ争いを繰り広げたボウは、2ラップ目には減点を半分に減らし、2点差で勝利を得ることができました。今回の勝利は非常に大きなもので、チャンピオンシップのリードは8点に広がりました。
マルセリにとって、サンマリノの日曜日は厳しい一日となりました。マルセリもまた、1ラップ目にミスが多く、2ラップ目にばん回を期したのですが、マルセリの場合はうまくいきません。そのスコアはアニオル・ジェラベルト(ベータ)と並んで5位タイでしたが、同点の場合に決着条件となる試合時間5分ほどの差で、6位に甘んじることになりました。しかしそれでも、マルセリはチャンピオンシップポイント111ポイントで、ランキング3位を維持しています。
TrialGP世界選手権、次の戦いは6月16~18日、アンドラでの開催となります。Repsol Honda Teamは再びトップを目指して戦います。