SUPER GT

【2026 SUPER GTプレビュー】Honda HRC PRELUDE-GT始動 長谷川TDが描く新体制とシーズン構想

【2026 SUPER GTプレビュー】Honda HRC PRELUDE-GT始動 長谷川TDが描く新体制とシーズン構想

新型車両Honda HRC PRELUDE-GTの実戦デビューが目前に迫ってきました。今シーズンのHonda陣営は、車両だけでなく体制も刷新します。レースオペレーション領域の責任者(テクニカルディレクター=TD)を据え、これに長谷川彰大が就任しました。長谷川TDはGT500に参戦する5チームの技術面を統括します。

「PRELUDE-GTを走らせるドライバーやレースチームと、車両を開発したホンダ・レーシング(HRC)双方との連携をこれまで以上に深め、レース現場からのフィードバックを素早く開発側に届けることで、より良いレース結果を出していくことが私の任務です」(長谷川TD)。



長谷川TDは2002年に本田技研工業に入社し、4年ほど量産車開発を経験した後、2006年からMS開発室に異動して主に車体領域の開発に従事しました。入社時からモータースポーツ関連の仕事を志望していたという、根っからのモータースポーツ好きでもあります。

「クルマを開発する過程でチームやドライバーの意見を聞いてきたつもりですが、もっと連携を深めていかなければ、この先ライバルメーカーと戦っていけないと考えました」

今季から8号車Team HRC ARTA MUGENへHRCから専任エンジニアが送り込まれるのも、HRCが導入する新規構想の一環であると長谷川TDは説明します。

「チームからのフィードバックを開発側が十分に消化できていないという、もどかしさがありました。クルマに何が不足しているのかを知るには、チームに入って一緒に戦うのが一番でしょう。開発したクルマには長所も短所も出てくるわけですが、実戦では長所をどのように活用して、短所はどう避けていくのか、クルマを一番理解している開発側がチームと連携することで、Honda陣営のクルマの性能を最大限に引き出せるのではないかと考えています」



開幕前テストでPRELUDE-GTは、コーナリングマシンとして活躍したNSX-GTと、ストレートスピードを武器としたCIVIC TYPE R-GTの両方の特性を兼ね備えた印象を残しました。長谷川TDとGT500に挑む5チームによる、さらなるバランス追究が開幕まで続けられます。

「PRELUDEというファンが非常に多いクルマが復活して、その名を掲げてSUPER GTで戦うわけですから、ファンの皆様の期待に応えられるよう、しっかりと結果を出していきたいです。開幕戦でポール・トゥ・ウィンを目指して頑張りますが、ライバルは熟成が進んだクルマとチームです。簡単に勝てるような甘い世界ではありません。それでも新しい形で挑戦するからには、チーム、ドライバーと協力して開発・熟成に全力で取り組みます」

SUPER GT開幕戦は4月11日(土)〜12日(日)に岡山国際サーキットで開催されます。




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