Race
SUPER GT 2026
Round 7

#100 STANLEYが今季2勝目、Honda HRC PRELUDE-GTは4連勝

jp Autopolis

2026年10月18日(日)、SUPER GT第7戦の決勝がオートポリス・インターナショナルレーシングコース(大分県)で開催されました。

#100 STANLEYが今季2勝目、Honda HRC PRELUDE-GTは4連勝

■第7戦決勝

スタートからフィニッシュまで3時間となる第7戦では、レース中に給油作業を含む2回のピットストップが義務づけられます。

決勝レースは、強い陽射しが照りつける快晴のもと、午後1時10分にスタートしました。ポールスタートの#64 Modulo(イゴール・オオムラ・フラガ)が#17 Astemo(野村勇斗)を従えてレースを先導していきますが、7周目にGT300車両に追いつくと、野村がそのオーバーテイクを活かしてトップに立ちます。

8周目、7番手スタートの#16 ARTA MUGEN(野尻智紀)が早めにピットインしてタイヤ交換を行いますが、ドライバー交代はせず、1回目のピットストップ義務をこなしました。先頭を行く#17 Astemo(野村)は早めのピット戦略で14周目にピットインし、タイヤ交換と給油を行いますが、ドライバーは交代せず、野村が第2スティントも担当します。これで再び先頭に立った#64 Moduloでしたが、ペースが上がらず、23周目には#12 Z(Nissan)に先行を許しました。

24周目、GT300車両のアクシデントによりセーフティカー(SC)が入るとピットクローズとなり、レース再開後の33周目、スタートからちょうど1時間が経過してピットインした#64 Moduloに代わって、#100 STANLEY(山本尚貴)がトップに立ちます。多くのチームが予定していたタイミングで1回目のピットインを実施するなか、山本は燃費を考慮しつつペースをキープする巧みなドライビングで周回を重ねます。45周目、GT500クラス最後となる1回目のピットインを行い、タイヤ交換と給油を済ませ、牧野任祐にステアリングを託すと、すでにピットストップを終えていた#17 Astemo(野村)が先頭となってレースを牽引していきます。

その直後、50周目にGT300車両のアクシデントが発生し、SCが導入されると、各車両間のギャップが一気に縮まります。55周目にレースが再開されると、トップの#17 Astemo(野村)が2回目のピットインを実施し、塚越広大に引き継ぎます。続いて#16 ARTA MUGEN(野尻)やToyota、Nissanの上位勢が続々と2回目のピットインを行うなか、45周目に1回目のピット作業を行ったばかりの#100 STANLEYも58周目にピットに入り、最小限の停止時間でコースに復帰します。これが奏功し、#100 STANLEYは先に2回目のピットストップを終えていた車両をオーバーカットして事実上のトップを奪取します。対照的に、#17 Astemo(塚越)やドライバー交代に時間を要した#16 ARTA MUGEN(佐藤蓮)は中団勢に沈んでしまいました。

2回目のピットストップを終えた後も、#100 STANLEY(牧野)はシリーズランキング首位の#36 坪井(Toyota)をはじめ、#38 大湯(Toyota)、#12 平峰(Nissan)らの猛攻を抑えてトップを守り切り、そのままフィニッシュ。今季2度目の勝利を挙げました。これによりHonda HRC PRELUDE-GTは今シーズン、富士大会以来4連勝となりました。

また、12番手スタートの#8 ARTA MUGEN(太田格之進/大津弘樹)は後半、太田が怒涛の追い上げを見せて6位、#16 ARTA MUGEN(野尻/佐藤)は9位に入賞しました。

ポールスタートの#64 Moduloはレース中盤からペースに苦しみ12位、#17 Astemoはゴール直前にエンジン関連の警告が点灯したためコース脇に停止し、2周遅れでレースを終えました。

優勝した#100 STANLEYは選手権ポイントを58点に伸ばし、ランキングトップの#36(Toyota)と3点差でシリーズ最終ラウンド(第3戦および第8戦)に臨みます。最終ラウンドは、11月6日(金)~8日(日)にモビリティリゾートもてぎ(栃木県)で開催予定です。


Naoki Yamamoto
Naoki Yamamoto 100
STANLEY TEAM KUNIMITSU
最初からロングスティントを考えていたわけではなく、SCが出たことや、先にピットに入った16、17号車が他車に前を塞がれていたのを見てチームが判断しました。私は燃費走行に徹して牧野選手に交代しました。勝ってシリーズ首位との差を3点に縮めることができて嬉しいです。もてぎが最終決戦の場になりますが、ライバルは手ごわいです。予選が非常に重要になるので、予選でしっかり前にいけるクルマを牧野選手とチームと一緒に作って、チャンピオンを獲りたいです。

Tadasuke Makino
Tadasuke Makino 100
STANLEY TEAM KUNIMITSU
ファーストスティントで山本選手がうまく引っ張ってくれたため、2回目のピットストップでの給油時間を短くできました。前に車両が連なっていると抜けないし、タイヤへのピックアップが多くなる懸念もあったので、36号車(Toyota)が2回目のピットインをしたのを見て、チームにピットに入りたいと伝えました。アンダーカットしてフレッシュタイヤで稼ごうと、臨機応変に対応できたのがすごく良かったです。改めてTEAM KUNIMITSUの強さを発揮できたレースだったと思います。こうなったら、なんとしてもチャンピオンを獲りたいです。ランキングトップとの点差も縮まったので、残り2戦、もう全力でやるだけですね。

Tomohiro Onishi
Tomohiro Onishi —
SUPER GT GT500 Project Leader, Honda Racing Corporation
ライバルと僅差の厳しい戦いでしたが、100号車がシーズン2勝目を記録し、HRC PRELUDE-GTとしても4戦連続で優勝できて非常に良かったです。サクセスウェイトがフルで搭載され、しかも燃料流量リストリクターが絞られている状況でしたが、クルマを仕上げたチームと、力強く走り抜けたドライバーの力が共にあってこその結果だと思います。

12番グリッドからスタートした8号車は6位でゴールできましたが、その他の車両は順位を上げられる展開には持ち込めませんでした。最終大会ではしっかり活躍できるよう、HRCとしてサポートを続けていきます。HRCとチームが一丸となってもてぎでの2レースを戦い、しっかりチャンピオン争いをしたいと考えていますので、引き続きご声援をよろしくお願いいたします。 

GT500 Race Result

Pos.

No.

Team

Driver

Time/Gap

1

100

STANLEY TEAM KUNIMITSU

Naoki Yamamoto / Tadasuke Makino

3:01'37.269

2

38

TGR TEAM KeePer CERUMO

Toshiki Oyu / Rikuto Kobayashi

+1.363

3

23

NISMO

Katsumasa Chiyo / Mitsunori Takaboshi

+7.972

4

37

TGR TEAM Deloitte TOM’S

Ukyo Sasahara / Giuliano Alesi

+8.501

5

12

TEAM IMPUL

Kazuki Hiramine / Bertrand Baguette

+10.065

6

8

Team HRC ARTA MUGEN

Kakunoshin Ohta / Hiroki Otsu

+10.284

9

16

ARTA MUGEN

Tomoki Nojiri / Ren Sato

+37.492

12

64

Modulo Nakajima Racing

Riki Okusa / Igor Omura Fraga

+1:14.624

14

17

Astemo REAL RACING

Koudai Tsukakoshi / Yuto Nomura

+2 Laps


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レポート公開日
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