Astemo CIVIC TYPE R-GTが3位表彰台を獲得
9月20日(土)~21日(日)、スポーツランドSUGO(宮城県)で2025年SUPER GTシリーズ第6戦「SUGO GT 300km RACE」が開催され、GT500クラスに5台のCIVIC TYPE R-GTが出走しました。決勝はアクシデントによる赤旗中断があったため時間レースとなりましたが、3位表彰台を含めトップ10に4台のCIVIC TYPE R-GTが入賞し選手権ポイントを獲得しました。

シリーズ第6戦に出走したHonda勢は、以下の通りです。
8号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #8(野尻智紀/松下信治)
16号車ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT #16(大津弘樹/佐藤蓮)
17号車Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/小出峻)
64号車Modulo CIVIC TYPE R-GT(伊沢拓也/大草りき)
100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)
土曜日午前の公式練習は、朝方まで降った雨の影響でセミウエットでしたが、公式予選はドライコンディションとなり、Q2セッションに進出した16号車の佐藤が第5戦に続きポールポジションを獲得、17号車が8番手となりました。ほかのCIVIC TYPE R-GT勢は、8号車が11番手、64号車が13番手、総合ランキングでCIVIC TYPE R-GT勢最上位の100号車は、Q1終盤に操縦系の不調によりアタックを中断。スターティンググリッドはGT500クラス最下位に沈みました。
日曜日は曇天の中、予定より10分遅れの13時40分にフォーメーションラップがスタートしました。ポールポジションの16号車大津はスタートで首位を守ったものの、その背後には39号車 GR Supraがピタリとつけます。6周目に入るストレートで39号車にトップを奪われると、さらに3番手に浮上してきた24号車 Z NISMOにも接近され、14周目には3番手に後退してしまいました。
一方で17号車小出、8号車野尻、64号車伊沢は8-11-13番手スタートから順調に順位を上げて6-7-8番手に進出。15周目には5番手を走る1号車 GR Supraを3台が立て続けにオーバーテイクして、5-6-7番手に並びます。
予選日よりも気温が下がりコンディションが変わっていたことから、17号車と8号車を含む多くのチームはタイヤ交換が許される最短の28周目からピットストップを行う作戦を選びます。一方で、最後尾スタートの100号車山本は43周目までピットインを遅らせる戦略を採りました。全車がピットストップを終えた段階での順位は、39号車がトップ、17号車塚越が2番手へ進出し、24号車を挟んで4番手に64号車大草、5番手に16号車佐藤、7番手に8号車松下、ピット作業を終えコースに復帰した100号車牧野も9番手となり、CIVIC TYPE R-GT勢は全車が入賞圏内に入ります。ところが48周目、メインストレート上で多重アクシデントが発生。GT300クラスの2台が最終コーナー立ち上がりで接触し、コントロールを失ったマシンに押し出された64号車がホームストレート入口付近のタイヤバリアに激突し大破します。幸いにも大草は無事にマシンから脱出したものの、レースは50周目に赤旗中断となりました。
コース修復のため約1時間のインターバルの後、残り30分のタイムレースとして52周目にセーフティカー(SC)先導で隊列が動き出します。SCが退去した55周目から最終決戦に突入かと思いきや、3度目のフルコースイエロー(FCY)が掲出され、解除後に約14分半の戦いが始まりました。
2番手の17号車塚越はトップを走る39号車を追走しますが、逆にペースのいい24号車に追いつかれ、60周目のストレートでポジションを明け渡します。ここから4番手の16号車佐藤、5番手の8号車松下も加わり、隊列となってトップ争いの直後につけます。レースは84周の予定でしたが、70周終了時点で最大延長時間に達したためチェッカーフラッグが振られ、順位が確定しました。17号車が3位表彰台に上がり、4位に16号車、6位には最後尾から追い上げた100号車、8号車は最後に順位を落としたものの8位に入賞し、それぞれ選手権ポイントを獲得しました。

サクセスウエイトが一番効く大会ですので、比較的ウエイトが軽い我々としては、ポイントをかせごうと意気込んでいましたが、なかなか思うようにいきませんでした。ポールポジションこそ16号車が取りましたが、ほかは予選をうまくまとめきれず下位に沈んでしまったのが残念です。決勝は、やはり荒れたレースになりました。残念ながら優勝には届きませんでしたが、表彰台に上がれましたし、上位に入ってポイントを獲得できて、次回につなげることができました。
サクセスウエイトが一番効く大会ですので、比較的ウエイトが軽い我々としては、ポイントをかせごうと意気込んでいましたが、なかなか思うようにいきませんでした。ポールポジションこそ16号車が取りましたが、ほかは予選をうまくまとめきれず下位に沈んでしまったのが残念です。決勝は、やはり荒れたレースになりました。残念ながら優勝には届きませんでしたが、表彰台に上がれましたし、上位に入ってポイントを獲得できて、次回につなげることができました。

フリー走行から好感触がありましたが、タイヤ選択やちょっとしたセットアップで状況が変わってしまう状態で、予選に関しては課題が残りました。せめて2列目には並びたかったです。でも決勝で小出選手が本当に頑張ってくれて、ポジションを上げてくれました。その後、タイヤを大事に使っていこうと考えていたところで赤旗中断になってしまったのは痛手でした。ライバルチームのタイヤが、あの中断の間に元気になってしまいました。小出選手との新体制で初めての表彰台は一つの収穫です。次回、オートポリスもタイヤケアが結構重要になると思うので、しっかり準備したいと思います。
フリー走行から好感触がありましたが、タイヤ選択やちょっとしたセットアップで状況が変わってしまう状態で、予選に関しては課題が残りました。せめて2列目には並びたかったです。でも決勝で小出選手が本当に頑張ってくれて、ポジションを上げてくれました。その後、タイヤを大事に使っていこうと考えていたところで赤旗中断になってしまったのは痛手でした。ライバルチームのタイヤが、あの中断の間に元気になってしまいました。小出選手との新体制で初めての表彰台は一つの収穫です。次回、オートポリスもタイヤケアが結構重要になると思うので、しっかり準備したいと思います。

フリー走行はとても調子がよかったのに、予選は満足できない結果でした。だから“決勝では絶対に前へ抜け出してやるぞ”という気持ちでした。実際にペースもよかったし、何度もオーバーテイクができました。順位を上げて塚越選手に引き継げたので、すごくよかったです。表彰台に上がれて本当にうれしいですし、自分でも納得できるレースでした。予選でタイムが出なかった原因ははっきりとは分かっていませんが、タイヤからしっかりとグリップを引き出せなかった面があるので、次回のレースに向けて究明したいです。
フリー走行はとても調子がよかったのに、予選は満足できない結果でした。だから“決勝では絶対に前へ抜け出してやるぞ”という気持ちでした。実際にペースもよかったし、何度もオーバーテイクができました。順位を上げて塚越選手に引き継げたので、すごくよかったです。表彰台に上がれて本当にうれしいですし、自分でも納得できるレースでした。予選でタイムが出なかった原因ははっきりとは分かっていませんが、タイヤからしっかりとグリップを引き出せなかった面があるので、次回のレースに向けて究明したいです。
GT500 Race Result
Pos. | No. | Team | Driver | Time/Gap |
|---|---|---|---|---|
1 | 24 | KONDO RACING | Tsugio Matsuda / Teppei Natori | 2:44'59.658 |
2 | 39 | TGR TEAM SARD | Sacha Fenestraz / Yuhi Sekiguchi | +0.649 |
3 | 17 | Astemo REAL RACING | Koudai Tsukakoshi / Syun Koide | +0.886 |
4 | 16 | ARTA #16 | Hiroki Otsu / Ren Sato | +1.012 |
5 | 37 | TGR TEAM Deloitte TOM’S | Ukyo Sasahara / Giuliano Alesi | +1.469 |
6 | 100 | STANLEY TEAM KUNIMITSU | Naoki Yamamoto / Tadasuke Makino | +2.792 |
8 | 8 | ARTA #8 | Tomoki Nojiri / Nobuharu Matsushita | +6.148 |
- | 64 | Modulo Nakajima Racing | Takuya Izawa / Riki Okusa | +23 Laps |
GT500 Team Ranking
Pos. | No. | Team | Driver | Pts |
|---|---|---|---|---|
1 | 1 | TGR TEAM au TOM’S | Sho Tsuboi / Kenta Yamashita | 78.5 |
2 | 14 | TGR TEAM ENEOS ROOKIE | Kazuya Oshima / Nirei Fukuzumi | 67.5 |
3 | 39 | TGR TEAM SARD | Yuhi Sekiguchi / Sacha Fenestraz | 62 |
4 | 37 | TGR TEAM Deloitte TOM’S | Ukyo Sasahara / Giuliano Alesi | 61.5 |
5 | 38 | TGR TEAM KeePer CERUMO | Hiroaki Ishiura / Toshiki Oyu | 57 |
6 | 100 | STANLEY TEAM KUNIMITSU | Naoki Yamamoto / Tadasuke Makino | 50 |
8 | 8 | ARTA #8 | Tomoki Nojiri / Nobuharu Matsushita | 42.5 |
10 | 17 | Astemo REAL RACING | Koudai Tsukakoshi / Syun Koide | 36 |
13 | 16 | ARTA #16 | Hiroki Otsu / Ren Sato | 30.5 |
15 | 64 | Modulo Nakajima Racing | Takuya Izawa / Riki Okusa | 21.5 |























