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【2021シーズンプレビュー】ダブルチャンピオンの山本尚貴が連覇狙う

2021年度全日本スーパーフォーミュラ選手権開幕戦が富士スピードウェイで開催されます。昨年は新型コロナウイルス感染拡大に伴い年間スケジュールが大幅に見直されましたが、今年は感染拡大防止策を講じた上で当初の予定通りに開幕を迎えます。ただし、例年であれば鈴鹿サーキットで開幕戦が行われるところ、今シーズンは富士スピードウェイが開幕の舞台となります。

【2021シーズンプレビュー】ダブルチャンピオンの山本尚貴が連覇狙う

今年最大の話題は、昨年DOCOMO TEAM DANDELION RACINGでシリーズチャンピオンとなった山本尚貴がカーナンバー1を持ってTCS NAKAJIMA RACINGへ移籍したこと。NAKAJIMA RACINGは、山本が2010年にスーパーフォーミュラにデビューした際に在籍していた、いわば古巣です。山本は「中嶋悟監督にシリーズチャンピオンをプレゼントできるようにがんばりたい。また自分にとっては3度目のダブルタイトル獲得と4度目のチャンピオンを目指してがんばりたい」と語っています。



山本のチームメートとなるのは後輩である大湯都史樹です。大湯は昨年スーパーフォーミュラデビューを果たし、ルーキーながら第6戦で早くも初優勝を記録しました。開幕直前に富士スピードウェイで行われた合同テストでは総合トップタイムを記録。その速さには磨きがかかっており、今年はチームメート同士のチャンピオン争いを繰り広げてくれるかもしれません。



すでにスーパーフォーミュラで3勝を記録、上位争いの常連となっている野尻智紀もチャンピオン候補のひとりです。今年で在籍3シーズン目となるTEAM MUGENとのコンビネーションも充実し開幕への準備は万端です。



一方、今年体制が変わりRedbull MUGEN Team Gohとしてシリーズに参戦するチームメートは、昨年の第7戦でスーパーフォーミュラデビューを果たした大津弘樹となります。全日本F3、SUPER GT GT300クラスで安定した速さを見せてきた大津が、どんな戦いをみせてくれるのか注目したいところです。



昨年、山本をシリーズチャンピオンに押し上げたDOCOMO TEAM DANDELION RACINGは、チーム在籍2年目となる福住仁嶺のチームメートとして、TCS NAKAJIMA RACINGから牧野任祐を迎え入れました。

昨年、速さを見せながらなかなか結果に結びつけることができなかった福住ですが、開幕直前の合同テストでは常に上位につけるなど念願の初優勝に向けて勢いは十分です。



心配なのは牧野で、昨年来の体調不良が回復せず、ここまでの開幕前テストでは代役として笹原右京が起用されてきたこともあり、開幕戦でもそのまま笹原が代役を務めることになりそうです。病気療養中の牧野が一日も早く復帰してくれることを祈るばかりです。



昨年スーパーフォーミュラに進出したThreebond Drago CORSEは引き続きコロンビア出身のタチアナ・カルデロンを起用します。カルデロンは昨年、初めて経験する日本のコースに戸惑いながら、最終戦の富士スピードウェイではレース中3番手となるラップタイムを記録、話題となりました。本人も日本のレース環境を気に入ったようで今年は表彰台に上がることを目標にしています。



開幕への準備が遅れていたB-Max Racingは、アメリカ出身のイヴ・バルタスを起用してシリーズに臨みます。バルタスは13歳でフォーミュラカーレースを始め、今年はまだ18歳という超若手選手です。ただしコロナ禍の影響で来日に苦慮し、ここまでの開幕前テストでは走行することができず、実際にレースに出走するのは第2戦以降になりそうな状況。とはいえ、18歳という年齢の外国人選手の参戦は国内レース界に大きな刺激となりそうです。

今シーズンも昨年に引き続き、シャシーSF19にHonda/M-TECエンジン「HR-417E」を搭載したマシンが用いられます。デビュー以来3シーズン目を迎えるSF19についてはシャシー、エンジンとも各チームが研究を進め、パフォーマンスはますます高まっています。Hondaは今年もシリーズチャンピオンを目指し突き進みます。

2021年シーズンも、Honda Racingの活躍にご期待いただくとともに熱い声援をいただけると幸いです。



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