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SUPER FORMULA 2025
Round 7

太田が逆転優勝、岩佐は2位表彰台獲得

jp Fuji Speedway

7月20日(日)、富士スピードウェイ(静岡県)で全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)第7戦が開催されました。#6 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が見事に逆転勝利し、前日の第6戦で3位表彰台を獲得した#15 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)は2位で2日連続の表彰台を獲得。Honda/M-TECユーザーの1-2フィニッシュとなりました。

太田が逆転優勝、岩佐は2位表彰台獲得

■第7戦予選

20日(日)10時10分から開始された公式予選は、気温30℃、路面温度46℃とタイヤの負荷が案じられるコンディションでした。Q1 A組トップタイムの#64 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)、2番手#15 岩佐、5番手#5 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、B組トップタイムの#6 太田、2番手#16 野尻智紀(TEAM MUGEN)、4番手#65 イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)がQ2に進出しました。Q2は、出走全12台が0.5秒以内にひしめき合う激戦となり、#6 太田が2番手タイムを記録、3番手#64 佐藤、5番手に#15 岩佐。前日に2位表彰台を獲得した#16 野尻は、7番手タイムを記録したものの走路外走行ペナルティーでタイムが抹消され、Q2最下位の12番手になり、#65 オオムラ・フラガが7番グリッドに、#5 牧野が9番グリッドに繰り上がりとなりました。

■第7戦決勝

決勝レース(41周)は、全競技車両に搭載されている計測器の障害対策作業が発生したため、42分遅れでスタート。2番グリッドの#6 太田が鮮やかなスタートを決め、ポールスタートの#1 坪井翔(トヨタ)をかわすと先頭で第1コーナーに飛び込みます。両者のオープニングラップでの激しいバトルは続き、#6 太田は第13コーナーでアウトから#1 坪井にかわされトップを奪われますが、その後も#1 坪井から1秒以内の間隔を保って反撃のチャンスをうかがいます。

第7戦は、タイヤ交換のためのピットインはどのタイミングでも可というレースフォーマットです。1周目からピットインする車両も出る中、上位陣は相手の出方を探る緊迫した展開に。しかし18周目にタイヤが脱落してコース上で停止した車両があり、セーフティカー(SC)が介入すると、上位陣は一斉にピットインしてタイヤ交換を行います。このタイミングでトップに立ったのは、7周目を終えた時点でタイヤを交換していた#15 岩佐でした。ステイアウトした#15 岩佐は、コースインする#1 坪井の前に出ると、SC先導のまま#1 坪井、#6 太田を従えて周回を重ねます。25周目にレースが再開されると、首位の#15 岩佐はリスタートで#1 坪井を引き離しにかかりますが、#1 坪井も猛然と追い上げ#15 岩佐とサイド・バイ・サイドの戦いを繰り広げます。

一方でニュータイヤを履きオーバーテイクシステム(OTS)の使用時間にも余裕がある#6 太田は、激しく首位を争う前2台がOTSを使い果たすのを待つ作戦に出ます。31周目、#15 岩佐とのバトルで消耗した#1 坪井をOTSを利用して追い抜くと、その勢いのまま照準を#15 岩佐に合わせます。33周目の第1コーナーで#15 岩佐をオーバーテイクしついにトップに立った#6 太田は後続を引き離し、41周を走りきって優勝。2位でゴールした#15 岩佐とともに、Honda/M-TECユーザーの1-2フィニッシュを飾りました。

3番グリッドからスタートした#64 佐藤は中盤まで表彰台圏内で争い、5位でフィニッシュ。しかし、SC先導中のオーバーランにより、終了後5秒加算ペナルティーを受け6位になりました。#5 牧野は9位入賞で、それぞれ選手権ポイントを獲得しています。

第7戦終了時点のシリーズランキングは、#6 太田がトップから3点差の84点で2番手、#5 牧野が73点で3番手となっています。


Kakunoshin Ohta
Kakunoshin Ohta 6
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
第6戦は悔しい思いをしましたが、チャンピオン争いをする上で第7戦は非常に大事だと考えていて、昨日帰る時から明日は絶対勝つと自分に言い聞かせていました。今日は予選、決勝としっかりまとめられたと思いますし、速さだけではなくて、ガチンコで坪井選手と戦って、競り勝てたので本当にうれしいです。SC明けで坪井選手は岩佐選手の前に出るためにOTSを使うことは分かっていたので、自分は温存して使うタイミングを待っていました。ギリギリでしたがアクセルを踏んで前に出られました。坪井選手もクリーンなバトルをしてくれたので感謝しています。


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