Race
SUPER FORMULA 2024
Round 2

牧野がスーパーフォーミュラでの初優勝。岩佐は初表彰台でHonda勢が1-2フィニッシュ

jp AUTOPOLIS

5月18日(土)~19日(日)、大分県オートポリス・インターナショナルレースコースで2024年度全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)シリーズ第2戦が開催されました。鈴鹿サーキットでの開幕戦からほぼ2カ月のインターバルを置いての開催です。

牧野がスーパーフォーミュラでの初優勝。岩佐は初表彰台でHonda勢が1-2フィニッシュ

今大会は、#5 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、#6 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、#12 三宅淳詞(ThreeBond Racing)、#15 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)、#16 野尻智紀(TEAM MUGEN)、#50 木村偉織(San-Ei Gen with B-Max)、#53 Juju(TGM Grand Prix)、#55 松下信治(TGM Grand Prix)、#64 山本尚貴(PONOS NAKAJIMA RACING)、#65 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)の6チーム計10名のHonda/M-TECエンジンユーザーが参戦しました。

阿蘇外輪山の中腹に位置するオートポリスは、週末から好天に恵まれました。気温、路面温度ともに上昇する中、18日(土)午後に公式予選が行われました。公式予選Q1セッションはA組10台、B組11台に分かれて争われ、出走したHonda/M-TECユーザー10台中5台が基準順位を上回りました。公式予選Q2セッションへ進出した5台は、12台でのタイムアタック合戦に参加しました。その結果、#15 岩佐が2番手を0.338秒引き離す快走をみせ、SFデビュー2戦目にして初のポールポジションを獲得。#5 牧野、#64 山本が続いて、Honda/M-TECユーザーがスターティンググリッド上位3番手までを占めることになりました。

翌19日(日)のオートポリスも快晴となり、前日に引き続き強めの風が吹くものの気温、路面温度ともに上昇し、14時50分にスタート合図が下されました。ポールポジションの#15 岩佐は一瞬ホイールスピンをさせて加速が鈍ってしまい、第1コーナーに向けて2番手スタートの#5 牧野がアウト側から並びかけ先行。#15 岩佐は3番手スタートの#64 山本にもオーバーテイクされて、3番手から巻き返しを図ることになりました。

トップに立った#5 牧野はスパートして、2番手の#64 山本との間隔をじりじりと引き離し始めます。一方#64 山本も、背後の#15 岩佐からオーバーテイクシステム(OTS)を使って追い詰められる状況になりますが、#15 岩佐もストレートでのスピードが思うように伸びず、コーナーでなかなか前に出られませんでした。

タイヤ交換が許される10周目を迎え、最初に動いたのは2番手の#64 山本でした。#5 牧野は先頭を走り続け、見かけ上2番手、3番手に繰り上がった#15 岩佐、#16 野尻はこの間に#64 山本と順位を入れ替えようとペースを上げました。

22周目、#16 野尻がピットイン。タイヤ交換を行いましたが、#64 山本の前でコースに復帰することはかないませんでした。24周目、先頭の#5 牧野と#15 岩佐が相次いでピットインし、タイヤ交換を行いました。新しいタイヤを装着した#5 牧野は、#64 山本の直前でコースに復帰、事実上の先頭ポジションを守りました。しかし#15 岩佐は、#64 山本と、すでにタイヤ交換を終えていた#6 太田の先行を許し、ポジションを4番手へ落としてしまいます。

まだ温まっていない新品タイヤを装着してコースに戻った#5 牧野は、迫る#64 山本を押さえ込みタイヤが温まると、再び引き離しにかかり周回ごとにギャップを築いていきます。一方、いったんは4番手に落ちた#15 岩佐でしたが、26周目の第2コーナーから第3コーナーにかけて#6 太田に攻め寄りオーバーテイク。勢いに乗って#64 山本を追い上げ、34周目の第1コーナーアウトから並んで順位を入れ替え2番手へ復帰しました。

しかし、トップの#5 牧野は約5秒も#15 岩佐に先行しており、危なげなく41周のレースを走り抜くと、スーパーフォーミュラにデビュー以来6シーズン目にして、初めての優勝を飾りました。2位には#15 岩佐が入賞。国内デビュー2戦目で初めての表彰台に上がり、Honda/M-TECユーザーが1-2フィニッシュを遂げました。4位に#64 山本、5位に#6 太田、9位に#16 野尻が入賞し、それぞれ選手権ポイントを獲得しました。

この結果、#5 牧野が通算23点で総合ランキングトップに立ち、同点の#16 野尻が2番手、20点の#15 岩佐と#64 山本が同点で3番手、4番手と、Honda/M-TECユーザーが上位を占めて次戦を迎えることとなりました。シリーズ第3戦は、6月22日(土)~23日(日)、宮城県のスポーツランドSUGOで開催予定です。


Tadasuke Makino
Tadasuke Makino 5
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
チームメートがどんどん勝っていくのに、自分はなかなか勝てずつらい思いもしたし落ち込みもしましたが、ようやく初優勝の気持ちを味わうことができて本当にうれしいです。フィニッシュした途端に号泣してしまい、涙が止まりませんでした。朝のフリー走行からコンスタントにいいペースで走れていたので、決勝レースには結構自信がありました。後ろを走る山本選手との間隔などの情報をピットからもらって、落ち着いてレースを進めることができました。チームのピット作業がすばらしく、トップのままレースに復帰できました。あそこで山本選手の前に出られるか、後ろに出るかで展開は変わっていたかもしれません。オートポリスはタイヤの温まりが非常に早いので、レースに復帰した時にはとりあえず第1コーナーを守って第3コーナーまで行ってしまえば大丈夫だと思っていました 

Ayumu Iwasa
Ayumu Iwasa 15
TEAM MUGEN
初表彰台でポイントも取りましたが、スタートでポールポジションから順位を落として決勝2位という結果は本当に悔しいです。スタートで若干ホイールスピンし、順位を落としてしまいました。タイヤ交換後は、想定ではギリギリでピットアウトできるはずでしたが、順位を落とすことになってしまいました。タイヤ交換してから(ペース的には)山本選手の前に行けると分かっていましたが、ストレートスピードが足りず、OTSを使っても抜けない状況でした。レースを通してOTSの使い方やオーバーテイクに向けたタイヤマネジメントなどを学んで、ようやくオーバーテイクができました。なぜスタートで遅れたのかを含めデータを見直して、次のスポーツランドSUGOでは絶対に優勝したいです



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