リアム・ローソンが4位でレースを終える
4月22日(土)~23日(日)、三重県鈴鹿サーキットで2023年度全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズ第3戦が開催されました。
Honda/M-TECエンジンを用いるユーザーとして、#1 野尻智紀、#15 リアム・ローソン(TEAM MUGEN)、#5 牧野任祐、#6 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、#12 福住仁嶺(ThreeBond Racing)、#50 松下信治、#51 ラウル・ハイマン(B-Max Racing Team)、#53 大湯都史樹、#55 ジェム・ブリュックバシェ(TGM Grand Prix)、#64 山本尚貴、#65 佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING)の6チーム計11名が出走しました。
22日(土)午後、公式予選がノックアウト形式で行われました。午前中に行われた公式練習で最速タイムを記録していた#53 大湯はQ1A組に出走。他の選手とタイミングをずらしてタイムアタックを行うと1分36秒534を叩きだしてQ1A組トップでQ2に進出し、Q2でもベストタイムを記録してポールポジションを獲得しました。
昨年の第9戦から4戦連続ポールポジションを獲得していた#1 野尻の5連続ポールポジション獲得はならず3番手となり、以下#5 牧野が5番手、#65 佐藤が7番手、#15 ローソンは8番手とスターティンググリッドが決まりました。
23日(日)午後、晴天の下で決勝レースが始まりました。ポールポジションの#53 大湯は他を寄せ付けない加速で首位に立ち、そのままレースをリードし始めました。その後方では8番手スタートの#15 ローソンが順位を上げ、3周目には#1 野尻をかわして3番手へ進出しました。
10周を過ぎてタイヤ交換義務を消化する選手が続く中、#53 大湯はタイヤ交換を遅らせる作戦を選び、19周を走ってピットイン、タイヤ交換を行いました。この間に、すでにタイヤを交換していた#38 坪井翔が事実上の首位に立ちましたが、#53 大湯はニュータイヤを使ってペース上げて首位を奪還する作戦でした。
ところがコースイン直後、まだ暖まっていないタイヤで走行する#53 大湯に#1 野尻が追いつき、S字コーナーで接触して2台はコースオフ、レースを終えてしまいました。
この結果、#15 ローソンが#38 坪井に続く事実上の2番手に繰り上がりましたが、アクシデントの処理をするためセーフティカーが介入。ここまでタイヤ交換をしていなかった#37 宮田莉朋と#20 平川亮が、このタイミングでニュータイヤへ交換し、#15 ローソンの背後につきました。
レースは残り7周で再開され、#15 ローソンは#38 坪井に続く2番手のポジションを守ろうとしましたが、ニュータイヤを使ってペースアップした#37 宮田と#20 平川にオーバーテイクを許し、最終的には4位でチェッカーフラッグを受けることとなりました。
9位に#55 ブリュックバシェ、10位に#12 福住が入賞し、それぞれポイントを獲得しました。
次戦シリーズ第4戦は5月20日(土)~21日(日)、大分県のオートポリスインターナショナルレースコースで開催予定です。