Hondaは、ダカールラリーやFIM世界ラリーレイド選手権(W2RC)で優勝経験のあるトップクラスのライダーが顔をそろえます。
2020年にダカールラリーでアメリカ人として初めて総合優勝を果たした、リッキー・ブラベック。ホセ・イグナシオ・コルネホは表彰台を狙います。2023年9月からチームに加入したスカイラー・ハウズは、ダカールラリー2023では総合3位を獲得しています。また、昨年のデサフィオ・ルータ40で優勝したトーシャ・シャレイナにも注目が集まります。
20年、22年のダカールラリーで総合2位となっているパブロ・キンタニラも、総合優勝を目指します。22年のアンダルシア・ラリーと23年のアブダビ・デザート・チャレンジを制しているエイドリアン・ヴァン・ベバレンも、総合争いで上位を目指します。
Hondaは、世界でもっとも過酷なラリーにおいて、豊富な経験を持っています。Hondaの初優勝は1982年に、フランス人ライダーのシリル・ヌヴーによって達成されました。その後、86年、87年にNXR750でエディ・オリオリとジル・ラレイがアフリカでのパリ・ダカール・ラリーで圧倒的な強さを見せました。
2020年にはリッキー・ブラベックが歴史にその名を刻み、21年にはケビン・ベナビデスによって、Hondaは2連覇を達成しました。Monster Energy Honda Teamは今大会も強力なライダーラインアップで総合優勝を狙います。
ダカールラリー2024は、プロローグと12のステージで構成される7967kmの走破にくわえ、サウジアラビアのエンプティ・クオーターを横断する「48時間クロノ」ステージが新たに設けられ、人とマシンの耐久力が試されます。ステージ6に点在する7つのビバークで夜を明かし、通信手段やメカニックの助けもない過酷なステージを終えると休息日をはさみ、ラリー後半戦の6つのステージがライダーを待ち構えています。
今回で5回目となるサウジアラビアの砂漠で開催されるダカールラリーは、ステージの60%が新しいセクションで構成されています。ルートはアルウラからスタートし、シュバイタへと向かい、14日間のラリーを終えると紅海沿いのヤンブでフィニッシュします。スキル、スピード、持久力が試される壮大な冒険を、ライダーたちはすばらしい背景とともに駆け抜けることになります。
ダカールラリー第46回大会は1月5日に28kmのプロローグで幕を開けます。