Stage 11
W2RC 2025
Round 1

シャレイナ、砂丘地帯を制し第11ステージで勝利を掴む

sa Dakar Rally in Saudi Arabia

Monster Energy Honda HRCのトーシャ・シャレイナが、ダカールラリーの第11ステージで卓越したパフォーマンスにより勝利を掴み、総合順位で首位とのタイム差を大幅に縮めました。最後から二番目となるこのステージは、レースの開始前から思わぬ展開を迎えました。

シャレイナ、砂丘地帯を制し第11ステージで勝利を掴む

今年のダカールラリー最終ステージを翌日に控えたこの日は、天候に大きく左右される一日となりました。スタート地点のシュバイタで濃霧が発生し、スペシャルステージの開始が3時間半も遅れる事態に。後方からスタートするライダーたちが、ステージ終盤の巨大砂丘区間を暗闇の中で走行しなければならなくなるため、リスクを考慮してステージ距離を当初の308kmから152kmに短縮する決定が下されました。

この日のステージ戦略で重要となったのが、前日の短いスペシャルステージ。多くのライダーたちは、翌日のステージで先頭を切り開く役割を免れようと、終盤であえてペースを落としていました。この計画が功を奏すかが注目されます。Monster Energy Honda HRCのトーシャ・シャレイナは17番手からスタートしましたが、総合順位トップのダニエル・サンダースに追いつく可能性のあるほぼ唯一のライダーであったため、全員の注目を集めていました。シャレイナは出来る限りタイムを挽回しようと挑み、砂丘地帯の前半区間で一気に順位を上げ、81km地点を通過する頃には暫定トップのルチアーノ・ベナビデスにわずか2秒差まで迫りました。エンプティ・クオーターで巧みな走りを見せ、2位のライダーに1分差をつけて112km地点を首位で通過、さらにサンダースとの差も6分まで縮めました。レース戦略が功を奏し劇的な巻き返しを見せたシャレイナは、ステージ勝利を掴んでサンダースとの差を7分31秒も縮めました。52時間に及ぶ戦いを経て、両者の総合タイム差はわずか9分まで縮まっています。

砂地のスペシャリストであるエイドリアン・ヴァン・ベバレンも、総合トップ2に迫る走りを見せましたが、ステージの3分の1を進んだところで、大きな砂丘を飛び越えた際に転倒アクシデントに見舞われました。幸いにも怪我はなく、Honda CRF450 RALLYにもダメージはありませんでした。ヴァン・ベバレンは総合3位の座をしっかりとキープしており、トップとの差はわずか15分15秒です。波乱だらけの第一週から態勢を立て直して、この最終週は素晴らしい活躍を見せており、今年で10回目の出場となるダカールラリーで表彰台入りを狙います。

リッキー・ブラベックはこの日のステージでタイムを挽回する作戦でしたが、レース距離が短縮されたことで計算が狂ってしまいました。それでもHonda CRF450 RALLYを駆って4位でフィニッシュし、シャレイナとの差はわずか3分48秒でした。総合5位の座を維持しており、4位のルチアーノ・ベナビデスとは6分差です。しかし、ダカールを2度制した経験を持つブラベックは、最後のフィニッシュラインまで諦めずに戦い続けるでしょう。

スカイラー・ハウズはこの日のステージを3番手でスタートしましたが、彼も総合タイムを挽回することがかなわず、やや不満の残る一日となりました。ここまで過酷なラリーを戦ってきた、立派な口ひげをたくわえたこのアメリカ人ライダーは、延々と砂丘が続くエンプティ・クオーターで走りを楽しむことに重点を置きつつも、総合6位の座を堅持しました。

ライダーたちはシュバイタのビバークに戻り、翌日の最終決戦に備えて休息を取ります。第12ステージは、観客を虜にする壮観なマススタートで幕を開けます。総合順位とは逆の順番で15人ずつのグループが時間差をつけてスタートするため、Monster Energy Honda HRCのライダーたちは揃って出発する形になります。残るスペシャルステージはわずか61km。選手たちは広大な砂漠を駆け抜けてビバークのフィニッシュラインへと向かい、波乱に満ちた今年のダカールラリーも終幕を迎えます。


Ruben Faria
Ruben Faria -
Monster Energy Honda HRC
今日も非常にハードなステージでしたが、我々が予想していた形とは違いました。もともとは300km以上のステージを想定し、それに基づいた戦略を立てていました。しかし、霧の影響でスタートが遅れ、実際にライダーたちが走り始める時間を考えると、もとの距離は長すぎると判断されました。予定では7時スタートでしたが、実際に始まったのは10時半でした。ライダーにとっては約6時間の長丁場となり、スタート地点には水もありませんでした。ステージは152kmに短縮され、給油ゾーンがゴールとなりました。 
トーシャはダニエル・サンダースの12分後に出発し、総合順位でのタイム差を7分近くも縮めました。素晴らしい走りを見せてステージ勝利を果たしましたが、それ以上タイムを挽回するには至りませんでした。総合順位は変わらず2位で、ダニエルとのタイム差はぐっと縮まりました。ただ、明日のマススタートではチームのライダー全員が最後列でスタートするため、さらにタイム差を詰めるのは難しいでしょう。 
エイドリアンは総合3位という良い位置につけており、ルチアーノ・ベナビデスを抑え込んで表彰台に入ることを狙っています。リッキーは5位、スカイラーは6位に位置しており、4人のライダーがトップ6に入れているのは非常に良いことです。 
レースはまだ終わっていません。明日の最終ステージではさらなる戦いが待ち受けています。何か特別なドラマが起きない限り、結果を変えることは難しそうですが、我々は勝つためにここにいるので、挑み続けます。 

Ricky Brabec
Ricky Brabec 9
Monster Energy Honda HRC
第11ステージが終わり、残すはあと1日となりました。ここまで来られて本当に嬉しいです。今年のダカールは波乱万丈で、良いことも苦しいこともたくさんありました。でも、このチームと自分の走りには全体的に満足しています。今日は全てが砂丘のステージだったので、自分たちのできる限りのことをやりました。今、レース結果を前にすると、昨日は最後で止まるべきではなかったかもしれないと思いますが、こういうことが起きるのがダカールです。今日のステージで最後のプッシュをするために手を尽くした末の決断でした。
明日はスペシャルステージがあり、まだラリーは終わっていないので何が起こるかわかりません。ともあれ、ダカールを完走できることは嬉しいです。これで10回目の参戦になるので、最後まで全力で戦います。 

Skyler Howes
Skyler Howes 10
Monster Energy Honda HRC
今日のステージは距離が短縮されましたが、それでも長い一日でした。朝4時に起きてスペシャルステージのスタート地点に移動し、そこで待機していましたが、霧のせいでかなりの遅延がありました。今朝のリエゾン区間では何も見えなくてクレイジーでした。今日のコースは、「チョット」と呼ばれる湖底のような場所に砂丘が連なる地形でしたが、走行距離はわずか150kmだったので、タイムを稼ぐチャンスはほとんどありませんでした。 
いつも通り走って、焦らずゆっくりレースを満喫して、上を飛んでいるヘリコプターのためにノーフッター(両足をペダルから離すトリック)を決めたりして、とにかく楽しみました。ゴール地点の給油ゾーンに着いて、それで今日のステージは終了でした。残るは明日の61kmのステージで、マススタートなので全員が一緒に走る形になります。それで今年のダカールも終わりです。 

Adrien Van Beveren
Adrien Van Beveren 42
Monster Energy Honda HRC
フルステージを走りたかったので、ステージが半分に短縮されてしまい少しフラストレーションを感じました。今日はかなりプッシュしていて、50kmくらいの地点でかなり大きな砂丘を飛び越えました。思い切った賭けに出たわけですが、結局大きなクラッシュを起こしてしまいました。幸いにもエアバッグが作動して、全くの無傷で済みました。 無事にここまで到着できて本当に嬉しいです。今メカニックたちがバイクのチェックをしてくれています。明日、ベストな形で大会を終えられるように準備万端です。 

Tosha Schareina
Tosha Schareina 68
Monster Energy Honda HRC
今日走った150kmの砂丘地帯は決して楽なものではありませんでした。コースの一部は本当に本当に柔らかくて、走るのにとても苦労しました。私にとってはとても難しく、スペシャルステージの開始から20km地点で既にヘトヘトでした。そこでまだあと130kmもあるんだと気づきました。 今日はレースに勝ち、無事にゴールまでたどり着くことができて嬉しいです。 

RallyGP ステージリザルト

Pos.

Rider

Num

Nation

Team

Constructor

Time/Gap

1

SCHAREINA Tosha

68

SPA

Monster Energy Honda HRC

Honda

02:12:04

2

BENAVIDES Luciano

1

ARG

KTM Factory Racing Team

KTM

+ 00:33

3

VAN BEVEREN Adrien

42

FRA

Monster Energy Honda HRC

Honda

+ 00:57

4

BRABEC Ricky

9

USA

Monster Energy Honda HRC

Honda

+ 03:48

5

CORNEJO FLORIMO José Ignacio

11

CHI

Hero Motorsports Team Rally

Hero

+ 06:02

6

SANDERS Daniel

AUS

KTM Factory Racing Team

KTM

+ 07:31

7

SVITKO Stefan

142

SLO

Slovnaft Rally Team

KTM

+ 12:10

8

HOWES Skyler

10

USA

Monster Energy Honda HRC

Honda

+ 12:44

9

GONÇALVES Rui

19

POR

Sherco TVS Rally Factory

Sherco

+ 13:32

10

SANTOLINO Lorenzo

15

SPA

Sherco TVS Rally Factory

Sherco

+ 20:00


RallyGP 総合リザルト

Pos.

Rider

Num

Nation

Team

Constructor

Time/Gap

1

SANDERS Daniel

AUS

KTM Factory Racing Team

KTM

52:13:34

2

SCHAREINA Tosha

68

SPA

Monster Energy Honda HRC

Honda

+ 09:00

3

VAN BEVEREN Adrien

42

FRA

Monster Energy Honda HRC

Honda

+ 15:50

4

BENAVIDES Luciano

1

ARG

KTM Factory Racing Team

KTM

+ 22:16

5

BRABEC Ricky

9

USA

Monster Energy Honda HRC

Honda

+ 28:35

6

HOWES Skyler

10

USA

Monster Energy Honda HRC

Honda

+ 41:29

7

CORNEJO FLORIMO José Ignacio

11

CHI

Hero Motorsports Team Rally

Hero

+ 56:59

8

SVITKO Stefan

142

SLO

Slovnaft Rally Team

KTM

+ 02:14:46

9

GONÇALVES Rui

19

POR

Sherco TVS Rally Factory

Sherco

+ 02:49:49

10

SANTOLINO Lorenzo

15

SPA

Sherco TVS Rally Factory

Sherco

+ 04:04:51


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