車検を終えたMonster Energy Honda Teamがダカールラリー2022に臨む
Monster Energy Honda Teamは、44回目を迎えるダカールラリーに臨む準備ができています。4人の選手は昨日のシェイクダウンと本日の車検をすべて終え、1月1日から始まるラリーに向けて集中力を高めています。
1980年代にダカールラリーを席巻したHondaは、再びその名を轟かせるべく、2013年に復帰しました。23年間に渡るブランクを経ての復帰は簡単ではありませんでしたが、失敗から学ぶことで成長を続けました。復帰後、ステージ優勝や首位争いを重ね、2020年に完全復活を果たします。リッキー・ブラベックがアメリカ人選手として初めてダカールラリーを制しました。
トップになることは難しく、トップで居続けることはさらに難しい。コロナ禍で行われた2021年のダカールラリーで、Monster Energy Honda Teamは連覇を目指しました。そこでケビン・ベナビデスが総合優勝、リッキー・ブラベックが総合2位を獲得し、Hondaとして1987年以来となる1-2を達成(1987年にシリル・ヌヴーとエディ・オリオリが達成)。CRF450 RALLYを駆るMonster Energy Honda Teamの選手たちは、ラリーを通して上位でフィニッシュする強さをみせました。
手強いライバルがひしめき合う2022年のダカールラリーは、かつてないほどの厳しい戦いが予想されますが、Monster Energy Honda Teamが目指すのは3連覇ただひとつ。ジョアン・バレーダ、リッキー・ブラベック、ホセ・イグナシオ・コルネホ、パブロ・キンタニラの4選手が、その目標に向けて走ります。2021年のダカールラリー優勝後に参戦した各ラリーで、Monster Energy Honda Teamは好成績を収めてきました。2021年にチームに加わったパブロ・キンタニラはモロッコラリーで総合優勝を果たしました。
44回目のダカールラリーはサウジアラビアで行われます。1月1日にハイルを出発し、ゴールのジェッダまでの総走行距離は8,000km。元ライダーのルーベン・ファリアが監督を務めるMonster Energy Honda Teamは、6か国から集まった26名のチームスタッフとともに、3連覇を目指します。
ステージ1A
ジェッダからハイルに至る初日の走行は、2つの長いリエゾンと、その間の19kmの短いスペシャルステージからなり、総走行距離は834kmです。スペシャルステージは小さな砂丘のある未舗装道路で、選手にとっては砂漠での走行に慣れる機会になるでしょう。スペシャルステージを上位で完走した選手から、翌日のステージの走行順を選択します。
ダカールラリー2022
曜日 | 日付 | スタート | ゴール | ステージ | リエゾン | スペシャルステージ | 総走行距離 |
土 | 1月1日 | ジェッダ | ハイル | 1A | 590km | 19km | 609km |
日 | 1月2日 | ハイル | ハイル | 1B | 180km | 333km | 513km |
月 | 1月3日 | ハイル | アル・アルタウィヤ | 2 | 231km | 339km | 570km |
火 | 1月4日 | アル・アルタウィヤ | カイスマフ | 3 | 186km | 368km | 554km |
水 | 1月5日 | カイスマフ | リヤド | 4 | 242km | 465km | 707km |
木 | 1月6日 | リヤド | リヤド | 5 | 215km | 341km | 556km |
金 | 1月7日 | リヤド | リヤド | 6 | 214km | 430km | 644km |
土 | 1月8日 | 休息日 | |||||
日 | 1月9日 | リヤド | ダワディミ | 7 | 298km | 401km | 699km |
月 | 1月10日 | ダワディミ | ワディ・アド・ダワシル | 8 | 434km | 394km | 828km |
火 | 1月11日 | ワディ・アド・ダワシル | ワディ・アド・ダワシル | 9 | 203km | 287km | 490km |
水 | 1月12日 | ワディ・アド・ダワシル | ビシャ | 10 | 383km | 374km | 757km |
木 | 1月13日 | ビシャ | ビシャ | 11 | 155km | 345km | 500km |
金 | 1月14日 | ビシャ | ジェッダ | 12 | 516km | 163km | 679km |
合計 | 3,847km | 4,259km | 8,106km |