1980年代にダカールラリーを席巻したHondaは、再びその名を轟かせるべく、2013年に復帰しました。23年間に渡るブランクを経ての復帰は簡単ではありませんでしたが、失敗から学ぶことで成長を続けました。復帰後、ステージ優勝や首位争いを重ね、2020年に完全復活を果たします。リッキー・ブラベックがアメリカ人選手として初めてダカールラリーを制しました。
トップになることは難しく、トップで居続けることはさらに難しい。コロナ禍で行われた2021年のダカールラリーで、Monster Energy Honda Teamは連覇を目指しました。そこでケビン・ベナビデスが総合優勝、リッキー・ブラベックが総合2位を獲得し、Hondaとして1987年以来となる1-2を達成(1987年にシリル・ヌヴーとエディ・オリオリが達成)。CRF450 RALLYを駆るMonster Energy Honda Teamの選手たちは、ラリーを通して上位でフィニッシュする強さをみせました。
手強いライバルがひしめき合う2022年のダカールラリーは、かつてないほどの厳しい戦いが予想されますが、Monster Energy Honda Teamが目指すのは3連覇ただひとつ。ジョアン・バレーダ、リッキー・ブラベック、ホセ・イグナシオ・コルネホ、パブロ・キンタニラの4選手が、その目標に向けて走ります。2021年のダカールラリー優勝後に参戦した各ラリーで、Monster Energy Honda Teamは好成績を収めてきました。2021年にチームに加わったパブロ・キンタニラはモロッコラリーで総合優勝を果たしました。
44回目のダカールラリーはサウジアラビアで行われます。1月1日にハイルを出発し、ゴールのジェッダまでの総走行距離は8,000km。元ライダーのルーベン・ファリアが監督を務めるMonster Energy Honda Teamは、6か国から集まった26名のチームスタッフとともに、3連覇を目指します。
ステージ1A
ジェッダからハイルに至る初日の走行は、2つの長いリエゾンと、その間の19kmの短いスペシャルステージからなり、総走行距離は834kmです。スペシャルステージは小さな砂丘のある未舗装道路で、選手にとっては砂漠での走行に慣れる機会になるでしょう。スペシャルステージを上位で完走した選手から、翌日のステージの走行順を選択します。
ダカールラリー2022
曜日
日付
スタート
ゴール
ステージ
リエゾン
スペシャルステージ
総走行距離
土
1月1日
ジェッダ
ハイル
1A
590km
19km
609km
日
1月2日
ハイル
ハイル
1B
180km
333km
513km
月
1月3日
ハイル
アル・アルタウィヤ
2
231km
339km
570km
火
1月4日
アル・アルタウィヤ
カイスマフ
3
186km
368km
554km
水
1月5日
カイスマフ
リヤド
4
242km
465km
707km
木
1月6日
リヤド
リヤド
5
215km
341km
556km
金
1月7日
リヤド
リヤド
6
214km
430km
644km
土
1月8日
休息日
日
1月9日
リヤド
ダワディミ
7
298km
401km
699km
月
1月10日
ダワディミ
ワディ・アド・ダワシル
8
434km
394km
828km
火
1月11日
ワディ・アド・ダワシル
ワディ・アド・ダワシル
9
203km
287km
490km
水
1月12日
ワディ・アド・ダワシル
ビシャ
10
383km
374km
757km
木
1月13日
ビシャ
ビシャ
11
155km
345km
500km
金
1月14日
ビシャ
ジェッダ
12
516km
163km
679km
合計
3,847km
4,259km
8,106km
Ricky Brabec
2
Monster Energy Honda Team 今年はすべてが上手くいっています。チームの状態は良く、明日から始まるダカールラリーが楽しみです。サウジアラビアの砂漠はラリーにぴったりです。目標は総合優勝です。自分だけでなく、Monster Energy Honda Teamの4選手みんなが総合優勝を目指しているし、勝つ可能性があります。いいラリーをして、ミスなく完走します。明日はどんなラリーになるか、まだ想像がつきません。2021年が素晴らしい年だったので、新年最初のステージも上位フィニッシュでスタートしたいです。応援して下さい!
今年はすべてが上手くいっています。チームの状態は良く、明日から始まるダカールラリーが楽しみです。サウジアラビアの砂漠はラリーにぴったりです。目標は総合優勝です。自分だけでなく、Monster Energy Honda Teamの4選手みんなが総合優勝を目指しているし、勝つ可能性があります。いいラリーをして、ミスなく完走します。明日はどんなラリーになるか、まだ想像がつきません。2021年が素晴らしい年だったので、新年最初のステージも上位フィニッシュでスタートしたいです。応援して下さい!
Pablo Quintanilla
7
Monster Energy Honda Team 明日から始まるダカールラリーを前にシェイクダウンと車検を終えて、今はリラックスした気分です。いいラリーができる自信があります。Monster Energy Honda Teamにとっていい1年でした。モロッコラリーで優勝し、チリでのシーズン前トレーニングを終えて、ダカールラリーで戦う準備ができています
明日から始まるダカールラリーを前にシェイクダウンと車検を終えて、今はリラックスした気分です。いいラリーができる自信があります。Monster Energy Honda Teamにとっていい1年でした。モロッコラリーで優勝し、チリでのシーズン前トレーニングを終えて、ダカールラリーで戦う準備ができています
José Ignacio Cornejo
11
Monster Energy Honda Team 車検を終えて、明日から始まるダカールラリーに向けた準備ができています。明日からのラリーが楽しみです。2021年はいい年で、いいトレーニングもできました。マシンとチームの状態は万全です。明日のプロローグでは、その翌日のステージ1のスタート順が決まります。自身7回目のダカールラリーへの準備はばっちりです
車検を終えて、明日から始まるダカールラリーに向けた準備ができています。明日からのラリーが楽しみです。2021年はいい年で、いいトレーニングもできました。マシンとチームの状態は万全です。明日のプロローグでは、その翌日のステージ1のスタート順が決まります。自身7回目のダカールラリーへの準備はばっちりです
Joan Barreda
88
Monster Energy Honda Team 明日には2022年のダカールラリーがスタートします。準備は万全です。アンダルシアラリーとバハを制すことができて、2021年はいい1年になりました。ダカールラリーでは序盤を上位で走り、最終的にいいラリーで終えたいです
明日には2022年のダカールラリーがスタートします。準備は万全です。アンダルシアラリーとバハを制すことができて、2021年はいい1年になりました。ダカールラリーでは序盤を上位で走り、最終的にいいラリーで終えたいです
Ruben Faria
PCR検査ではチーム全員が陰性で、ジェッダに辿り着くことができました。ここまで来れたことで、すでに3連覇を果たしたようなものです。2~3人メンバーは変わりましたが、基本的には2021年と同じチームで、同じ目標に向かって団結しています。ライダーたちはけがもなく、ここまでのラリーでも好成績を収めていて、準備は万全です。 本日、車検を完了しました。公式記者会見では、リッキー・ブラベックが総合優勝という明確な目標について話しました。2年前に総合優勝、1年前に総合2位を達成している彼が、再び総合優勝を目指すのは当然です。ホセ・イグナシオ・コルネホは去年、残り3日時点で首位を走っていました。このサウジアラビアでいい走りをするでしょう。ジョアン・バレーダはMonster Energy Honda Teamでもっとも好調かもしれません。去年は最後から2日目に運悪く脱落してしまいました。パブロ・キンタニラは今年チームに加わりましたが、すでに2つのラリーに参戦し、モロッコラリーでは総合優勝を果たしています。4人のライダー全員が総合優勝を争う力を持っています。ライバルチームも手強く、勝負の行方は最後の最後まで分からないでしょう。 2連覇を果たしている我々にとって、今年の目標は3連覇です。しかし、ダカールラリーの走行は13日間に渡り、何が起きるか分かりません。マシンの状態はよく、過去と比べてもいい状態です。1年前のダカールラリーではコロナ禍の影響で参加できない日本人エンジニアがいましたが、今回は参加できます。ダカールラリーの勝負の行方は誰にも分かりません。最終日のフィニッシュラインを越えるまで、誰が勝者になるか分からないのです。我々ができることは、チームが一丸となってベストを尽くすることです
PCR検査ではチーム全員が陰性で、ジェッダに辿り着くことができました。ここまで来れたことで、すでに3連覇を果たしたようなものです。2~3人メンバーは変わりましたが、基本的には2021年と同じチームで、同じ目標に向かって団結しています。ライダーたちはけがもなく、ここまでのラリーでも好成績を収めていて、準備は万全です。 本日、車検を完了しました。公式記者会見では、リッキー・ブラベックが総合優勝という明確な目標について話しました。2年前に総合優勝、1年前に総合2位を達成している彼が、再び総合優勝を目指すのは当然です。ホセ・イグナシオ・コルネホは去年、残り3日時点で首位を走っていました。このサウジアラビアでいい走りをするでしょう。ジョアン・バレーダはMonster Energy Honda Teamでもっとも好調かもしれません。去年は最後から2日目に運悪く脱落してしまいました。パブロ・キンタニラは今年チームに加わりましたが、すでに2つのラリーに参戦し、モロッコラリーでは総合優勝を果たしています。4人のライダー全員が総合優勝を争う力を持っています。ライバルチームも手強く、勝負の行方は最後の最後まで分からないでしょう。 2連覇を果たしている我々にとって、今年の目標は3連覇です。しかし、ダカールラリーの走行は13日間に渡り、何が起きるか分かりません。マシンの状態はよく、過去と比べてもいい状態です。1年前のダカールラリーではコロナ禍の影響で参加できない日本人エンジニアがいましたが、今回は参加できます。ダカールラリーの勝負の行方は誰にも分かりません。最終日のフィニッシュラインを越えるまで、誰が勝者になるか分からないのです。我々ができることは、チームが一丸となってベストを尽くすることです