Monster Energy Honda Teamのリッキー・ブラベックがソノララリー3連覇
第7回ソノララリーがメキシコで開催されました。今年のラリーも、アメリカ出身のリッキー・ブラベック(Monster Energy Honda Team)が優勝。今大会での優勝は、通算4勝目となり、これまで行われた大会の半分以上を制覇したことになりました。また、チームメートのホセ・イグナシオ・コルネホも表彰台を獲得しました。
アメリカのオフロード界の重鎮、ジョニー・キャンベル氏がMonster Energy Honda Teamを率いて、再び勝利をつかみました。
今年のソノララリーは、メキシコ北部のソノラ州に位置するアルタール砂漠を舞台に、5つのステージで行われました。総距離は1500kmにわたり、そのうちの900km以上が、計時のスペシャルステージです。
ブラベックは、難易度の高いセクションも、炎天下の中でミスなく走り続け、終始レースを支配。5つのステージのうち、2つのステージで勝利し、総合優勝を果たしました。次回のダカールラリーに参戦するファクトリーチームのライダーもいる中で、ブラベックは、2位以下に13分もの差をつけて勝利。ソノララリー3連覇、通算4勝目となりました。
今大会、Monster Energy Honda Teamは2名のライダーをラインアップ。ブラベックに加え、チームメートでチリ出身の“ナチョ”ことコルネホが参戦しました。20代のコルネホは、ソノララリー初参戦。日ごとに成長を見せ、未経験のレース形式にも適応し、最終ステージで勝利。総合では3位表彰台を獲得しました。
見事にチームをマネジメントしたキャンベル氏は、次のようにコメントしました。
「Monster Energy Honda Teamのコーディネーターとして、HondaとHRCを代表してソノララリーに参加できたことを光栄に思います。ソノララリーにはマシンのテストのため、そして、勝つために参戦しました。リッキーとナチョの2名体制は今回が初めてでした。リッキーは、信じられないほど速く、安定した走りを見せてくれました。ナチョは初参戦でいい仕事をしました。システムや地形、ラリータイプを学び、印象的なフィニッシュをしました。JCR、HGAのスタッフ、そしてHRCのチームに感謝しています。次回、2022年1月にサウジアラビアで開催されるダカールラリーでの優勝を目指して戦い続けます」
FINAL RESULTS SONORA RALLY 2021
Pos. | Rider | Num | Nation | Team | Time/Gap |
---|---|---|---|---|---|
1 | BRABEC Ricky | USA | Monster Energy Honda Team | 10:32'13 | |
2 | HOWES Skyler | USA | Husqvarna Factory Rally Team | 10:45'05 | |
3 | CORNEJO José Ignacio | CHI | Monster Energy Honda Team | 10:55'21 | |
4 | NORMAN Kendall | USA | JCR Racing | 10:57'44 | |
5 | KLEIN Mason | USA | KTM | 11:16'27 |