Stage 5
W2RC 2024
Round 5

Honda、モロッコラリーを終えFIM世界ラリーレイド選手権のマニュファクチャラーズタイトルを獲得

ma Rally of Morocco

Monster Energy Honda Teamのトーシャ・シャレイナが、モロッコラリーで見事な走りを見せ、FIM世界ラリーレイド選手権(W2RC)シーズン10回目のステージ勝利という史上最多記録に並びました。彼の活躍もあり、Hondaは2024年シーズンをFIMマニュファクチャラーズタイトル獲得という形で締めくくりました。

Honda、モロッコラリーを終えFIM世界ラリーレイド選手権のマニュファクチャラーズタイトルを獲得

モロッコラリーの最終ステージでは、シャレイナとエイドリアン・ヴァン・ベバレンがメングーブのビバークを出発し同地に戻る273kmのスペシャルステージで力強い走りを見せました。特にシャレイナは、数日間の不運を払拭するために意気込んでいました。ステージ3ではタイムペナルティを課された上、ロードブックの不正確な指示によりナビゲーションミスを犯し、ヴァン・ベバレンや他のライダーたちにも影響を与えました。こうした状況が、彼を優勝争いから遠ざけていました。

しかし、スペイン人ライダーのシャレイナは屈強さを見せ、今日のステージの途中で5番手スタートからタイムシートのトップに浮上しました。同じスペイン出身のロレンツォ・サントリーノとの接戦が最後の最後まで続きましたが、わずか1分差でステージ優勝を果たし、総合2位を獲得しました。総合優勝者ダニエル・サンダースとの差はわずか11分でした。

Honda CRF450 RALLYで素晴らしいペースとリズムを見せたヴァン・ベバレンも、チームメイトから1分39秒差の3位でステージ表彰台に立ち、良好な日を締めくくりました。

サンダースがFIM世界ラリーレイド選手権に参加していないため、シャレイナは今年初めに勝利したポルトガルでのラリーレイドに続き、モロッコラリーの勝利も手にしました。エイドリアン・ヴァン・ベバレンが続く2位となり、W2RCの公式総合ランキングでMonster Energy Honda Teamが1-2フィニッシュを達成しました。

フランス人ライダーのヴァン・ベバレンはFIMライダーズチャンピオンシップで準優勝を果たし、Monster Energy Honda Teamでの初フルシーズンを迎えたシャレイナは、ポルトガルでの勝利やアルゼンチンでの2位に続き、総合3位の座を手にするという素晴らしいシーズンを過ごしました。

Hondaは、2024年のFIM世界ラリーレイド選手権で最大のモータースポーツイベントであるダカールラリーを含む3ラウンドで優勝し、3年連続でFIMマニュファクチャラーチャンピオンに輝きました。

Monster Energy Honda Teamは、これからしばらく休養を取った後、2025年シーズンの準備に入ります。新シーズンは1月3日にサウジアラビアで開催されるダカールラリーから幕開けとなります。


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Ruben Faria
Ruben Faria
2024年のモロッコラリー最終日で、ようやく通常のステージを迎えることができました。トーシャが1位、エイドリアンが3位という結果は非常に素晴らしいです。トーシャは総合2位で、ダニエルとの差を縮めようと頑張りましたが、あと少し及びませんでした。それでも、今日のステージで彼を追い詰めることができました。エイドリアンもわずか2分差で総合表彰台に至らず4位となりましたが、十分満足に値する結果と言えるでしょう。 
今シーズンラストのラリーを終え、全体として良い結果を残せました。ライダーズタイトルは惜しくも逃しましたが、ロス・ブランチのワールドチャンピオンシップ優勝を祝福したいと思います。 
3年連続でマニュファクチャラーチャンピオンを獲得できたことは大きな成果です。今後も努力を続けていきます。ライダーたちはトレーニングを重ね、次の目標であるダカール2025での優勝獲得を目指して全力を尽くします。 
今回のラリーは困難な場面もありましたが、チーム全員が懸命を尽くし、素晴らしい仕事をしてくれたことに感謝したいです。

Tosha Schareina
Tosha Schareina 68
Monster Energy Honda Team
今回のラリーではいくつかミスを犯しましたが、最終結果はとても良いものでした。バイクの調子やチームの雰囲気はこのイベントを通して素晴らしかったですし、このチームにとても誇りを感じています。次の挑戦である1月のダカールに向けて、準備に集中します。

Adrien Van Beveren
Adrien Van Beveren 42
Monster Energy Honda Team
厳しいラリーでしたが、自分の走りには満足しています。通常なら得意ではない地形でしたが、すぐにリズムに乗ることができました。初日は前を走らなければならなかったため、少し苦戦しましたが、その後は毎日しっかりとしたステージをこなし、表彰台に上がれました。ダカールに向けて、このように良い感触で終えられるのは重要です。 
世界ラリーレイド選手権の表彰台に4年連続で立つことができ、準優勝が2回、3位が2回という結果を残しました。だからこそ、夢を持ち続け、いつかその頂点に立ちたいと思っています。ロスは安定した走りで活躍していました。タイトルを手にするにふさわしいと思います。

Rally GP Results - Stage 5

Pos.

Rider

Num

Nation

Team

Constructor

Time/Gap

1

SCHAREINA Tosha

68

SPA

Monster Energy Honda Team

Honda

02:33:04

2

SANTOLINO Lorenzo

15

SPA

Sherco TVS Rally Factory

Sherco

+ 00:52

3

VAN BEVEREN Adrien

42

FRA

Monster Energy Honda Team

Honda

+ 01:27

4

BENAVIDES Luciano

1

ARG

KTM Factory Racing Team

KTM

+ 07:17

5

EVAN BRANCH Ross

16

BWA

Hero Motorsports Team Rally

Hero

+ 10:17

6

SANDERS Daniel

AUS

KTM Factory Racing Team

KTM

+ 10:37

7

MAIO Antonio

30

POR

Franco Sport Yamaha Racing Team

Yamaha

+ 11:50

8

CORNEJO FLORIMO José Ignacio

11

CHI

Hero Motorsports Team Rally

Hero

+ 31:40


Rally GP Provisional Standings after Stage 5

Pos.

Rider

Num

Nation

Team

Constructor

Time/Gap

1

SANDERS Daniel

AUS

KTM Factory Racing Team

KTM

15:45:06

2

SCHAREINA Tosha

68

SPA

Monster Energy Honda Team

Honda

+ 11:07

3

BENAVIDES Luciano

1

ARG

KTM Factory Racing Team

KTM

+ 21:03

4

VAN BEVEREN Adrien

42

FRA

Monster Energy Honda Team

Honda

+ 22:51

5

EVAN BRANCH Ross

16

BWA

Hero Motorsports Team Rally

Hero

+ 45:33

6

SANTOLINO Lorenzo

15

SPA

Sherco TVS Rally Factory

Sherco

+ 52:08

7

CORNEJO FLORIMO José Ignacio

11

CHI

Hero Motorsports Team Rally

Hero

+ 01:15:01

8

MAIO Antonio

30

POR

Franco Sport Yamaha Racing Team

Yamaha

+ 02:22:42


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