Stage 07
RallyGP 2022
Round 1

ホセ・イグナシオ・コルネホがステージ優勝、ジョアン・バレーダが3位

sa Saudi Arabia

ダワディミの新しいビバークに向かうMonster Energy Honda Teamにとって、昨日のレストデーが追い風となり、ホセ・イグナシオ・コルネホがステージ優勝を飾り、バレーダが3位でフィニッシュしました。

ホセ・イグナシオ・コルネホがステージ優勝、ジョアン・バレーダが3位

優勝をかけた後半戦初日となったステージ7は、リエゾンを経て、岩場が点在するルートでは激しい戦いが繰り広げられ、その後はデューン(砂丘)が数100キロ続きました。ルートには砂地が多く、タイムリミットのある402kmのスペシャルステージでは岩場でのナビゲーション能力が求められました。谷間を通るステージには似たようなルートがあり、ロストしたライダーは1人ではありませんでした。

よいポジションでのスタートを十分に活かしたコルネホは、ステージを通してスピードを維持しました。コースのコンディションが理想的で、ルート上のほぼすべてのウェイポイントで最速タイムを記録し、スペシャルステージは約3時間半でゴールしました。首位とは26分37秒差で総合9位につけています。

バレーダは、肩のケガにもかかわらず再びすばらしいパフォーマンスを見せ、先頭集団でフィニッシュすることができました。きつい地形で、奮闘して得た見事な結果です。ダワディミに着いたバレーダはチーム全員から拍手で迎えられました。ステージの間ずっと歯を食いしばり、驚異的なスピードで3位の座を獲得することができました。首位との差は8分33秒で、総合7位につけています。

ステージ7はコルネホとバレーダだけでなく、リッキー・ブラベックとパブロ・キンタニラにとってもポジティブな結果となりました。今日は総合順位で重要なタイムを取り戻しましたが、明日のスターティング・ポジションが功を奏して猛烈なアプローチをとれるので、さらにタイムを取り戻せるでしょう。ブラベックはステージ7位、キンタニラはステージ11位でフィニッシュし、それぞれ総合順位は13位と6位につけています。

Tomorrow’s stage

ステージ8は総走行距離830kmに及ぶ、ダカールラリー2022で最も長いステージになります。ダワディミのビバークからスペシャルステージまではリエゾンで、ライダーを待ち受けるのは“たった” 395kmのスペシャルステージです。サウジアラビア南部の谷間を通るステージは砂地とデューンが多く、もう一つの長いリエゾンを経てワディ・アド・ダワシルでのゴールとなります。



Ricky Brabec
Ricky Brabec 2
Monster Energy Honda Team
チームにとってよい1日になりました。岩場が多くて長いルートでしたが、よいレースでした。他のチームのライダーのミスによって、キンタニラと僕はスペシャルステージ終盤を切り拓くことができました。よいチームワークでした。十分タイムを取り戻せましたし、明日以降もプッシュし続けなければなりません。今日の結果はすばらしかったですが、あと5日残っているので、この調子を維持してゴールまで切り抜けたいと思います。トップ10には入っていませんが、ジェッダでは表彰台を狙えたらと祈っています。

Pablo Quintanilla
Pablo Quintanilla 7
Monster Energy Honda Team
チームにとってとてもよい1日になりました。ステージ優勝を飾ったナチョ(ホセ・イグナシオ・コルネホ)を祝福しています。個人的には、総合順位でタイムを取り戻すことができたのでよかったです。燃料補給後、S.サンダーランド(ガスガス)とM.ウォークナー(KTM)がルートをロスしたことが分かったので、アタックのチャンスになりました。ナビゲーションがとても分かりにくく、コースが見えなかったので、距離を正確につかむ必要がありました。タイムはそれほどロスせず、前方のライダーとの差を数分縮めることができたのでとてもうれしいです。 

José Ignacio Cornejo
José Ignacio Cornejo 11
Monster Energy Honda Team
今日はよい1日でした。よいポジションでスタートできたので、それがチャンスとなってアタックし、総合順位でタイムを取り戻し、もしかしたらステージ優勝も狙えるかもしれないと思っていました。結果として両方かないました。落ち着いて、集中力を維持し、ルートをロストしないように気をつけていたので、それが結果に結びつきました。ダカールラリー2022では初めて、4回目のステージ優勝をうれしく思います。前半数日の苦い思いが、今日から始まる後半戦への高いモチベーションになっています。最後まで戦い抜きます。 

Joan Barreda
Joan Barreda 88
Monster Energy Honda Team
ある程度のペースでのスタートを試みました。岩場があったのでケガが痛み、最初はたいへんでした。腕に力が入っていた間は少し動きが硬くなってしまいましたが、スピードの出せる区間では少しリラックスすることができました。100km地点以降はプッシュできました。プッシュするほど、フィジカル面でより自信を感じられるということが分かりました。気分がよかったですし、今日までのことを思えば、これ以上望むことはありません。

Stage Result

Pos. Num. Rider Machine Time Gap Penalty
1 11 José Ignacio Cornejo Monster Energy Honda Team 03:28'46 - -
2 1 Kevin Benavides Red Bull KTM Factory Team 03:29'30 +00:00'44 -
3 88 Joan Barreda Monster Energy Honda Team 03:31'37 +00:02'51 -
4 77 Luciano Benavides Husqvarna Factory Racing 03:36'36 +00:07'50 -
5 15 Lorenzo Santolino Sherco TVS Rally Factory 03:37'15 +00:08'29 -
6 27 Joaquim Rodrigues Hero MotoSports Team Rally 03:37'43 +00:08'57 -
7 2 Ricky Brabec Monster Energy Honda Team 03:38'35 +00:09'49 -
11 7 Pablo Quintanilla Monster Energy Honda Team 03:41'35 +00:12'49 -

Overall Result

Pos.Num.RiderMachineTimeGapPenalty
142Adrien Van BeverenMonster Energy Yamaha Rally Team23:45'02--
252Matthias WalknerRed Bull KTM Factory Team23:50'14+00:05'12-
31Kevin BenavidesRed Bull KTM Factory Team23:50'25+00:05'23-
43Sam SunderlandGAS GAS Factory Racing23:50'40+00:05'38-
515Lorenzo SantolinoSherco TVS Rally Factory23:51'36+00:06'34-
67Pablo QuintanillaMonster Energy Honda Team23:53'17+00:08'15-
788Joan BarredaMonster Energy Honda Team23:53'35+00:08'3300:01'00
911José Ignacio CornejoMonster Energy Honda Team24:11'39+00:26'37-
132Ricky BrabecMonster Energy Honda Team24:23'54+00:38'5200:02'00

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