2021年1月11日(月) - Stage 8
サカーカ→ネオム
マラソンステージ後半となった第8ステージは、外部のメカニカルアサポートを受けることができないサカーカのビバークからスタートとしたタフなステージとなりました。Honda CRF450 RALLYを操るMonste Energy Honda Teamのライダーたちは、健闘を見せ、トラブルなく昨日の第7ステージの終着地点に辿り着き、全員揃って第8ステージの朝を迎えました。第8ステージは375kmのスペシャルステージが設定されており、硬いグラベルと砂の多い走路を走り、熱く強い風が吹くネオムのビバークへとライダーたちは向かいました。
「ナチョ」ことチリ人ライダーのコルネホはすばらしいスタートを切り、ナビゲーションでも優れたパフォーマンスを見せました。昨日の勝者であるチームメートのリッキー・ブラベックに追いつくと、2人はほかのライダーを圧倒するペースで道を切り開きながら、スペシャルステージ終了地点まで共に進みました。最後はコルネホが勝利を手にし、2位につけるライバルとの差を1分以上に広げ、総合順位トップの座をさらに手堅いものにしました。
後方からスタートしたケビン・ベナビデスとジョアン・バレーダはマシンを労りながら、すばらしいタイムで走行しました。明日の第9ステージでは、ライバルとの数分の差を巻き返すべく、彼らの猛追を見ることが期待できるでしょう。
明日、火曜日に行われる第9ステージは、ダカールラリー2021の2回目のループステージとなります。総距離579kmのネオムからスタートしネオムへ戻るループステージでは、比較的長距離となる465kmのスペシャルステージをライダーたちは走行します。紅海の海岸から出発し、砂地のナビゲーションの難しい道のりを走る第9ステージをライダーたちは今から楽しみにしていることでしょう。