ダカールラリー前半が終了。Monster Energy Honda Teamの全ライダーは好調のまま折り返しを迎える
ダカールラリー2021は、全日程の折り返しとなる第6ステージを終えました。この日は、カイスマフからハイルのビバークにかけてのルートで、Monster Energy Honda Teamのジョアン・バレーダが今大会3度目のステージ優勝を果たし、チームメートのリッキー・ブラベック、ホセ・イグナシオ・コルネホ、ケビン・ベナビデスも後半戦に向けて好位置につけています。明日は休息日(レストデイ)となり、ライダーたちにとって一息つける時間になりそうです。
2021年1月8日(金) - Stage 6
カイスマフ→ハイル
ラリーは山地エリアに差し掛かり、ルートは北西から西へと向かいます。第6ステージは、砂丘だけでなく硬い地盤や砂利道の多いルートでしたが、大部分は砂漠でした。前夜のブリーフィングで、カイスマフとハイル間の448kmに及ぶスペシャルステージで距離が100㎞短縮されると発表され、この日を迎えました。
ディフェンディングチャンピオンのリッキー・ブラベックが第3ステージで下位に沈むなど、今大会はジェットコースターのように、毎回順位の激しい入れ替えが続いています。今日は、ブラベック自身がすばらしいステージを見せ、得意なコンディションもあいまって4位でフィニッシュしました。その姿に、ラリー後半戦でベストパフォーマンスを発揮できるという自信が感じられます。
この日は後方からスタートしたジョアン・バレーダでしたが、第6ステージのほとんどのチェックポイントで首位通過を果たし、最速タイムでフィニッシュ。今大会3度目のステージ優勝を果たしました。これでダカールラリー通算27勝を挙げたバレーダは、大会史上3位のステージ優勝数となりました。総合順位では7位につけています。
第5ステージで優勝を飾ったベナビデスと2位に続いたコルネホにとっては、厳しい一日となりました。ライバルに差をつけようと力を合わせたものの、後ろに続く集団を引き離すことはできませんでした。しかし、総合順位では上位をキープ。コルネホは首位と約7分差の3位に順位を上げ、ベナビデスは約2分差で総合2位となっています。
ステージ順位
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム | 差 | ペナルティー |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 88 | ジョアン・バレーダ | Honda | 03:45'27 | - | - |
2 | 18 | R.ブランチ | ヤマハ | 03:45'40 | +00:00'13 | - |
3 | 21 | D.サンダース | KTM | 03:46'20 | +00:00'53 | - |
4 | 1 | リッキー・ブラベック | Honda | 03:47'51 | +00:02'24 | - |
5 | 52 | M.ウォークナー | KTM | 03:48'41 | +00:03'14 | - |
6 | 42 | A.ファン・ビファレン | ヤマハ | 03:49'00 | +00:03'33 | - |
11 | 4 | ホセ・イグナシオ・コルネホ | Honda | 03:52'19 | +00:06'52 | - |
15 | 47 | ケビン・ベナビデス | Honda | 03:55'20 | +00:09'53 | - |
総合順位
順位 | No. | ライダー | マシン | タイム | 差 | ペナルティー |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | T.プライス | KTM | 24:08'43 | - | - |
2 | 47 | ケビン・ベナビデス | Honda | 24:10'59 | +00:02'16 | 00:02'00 |
3 | 4 | ホセ・イグナシオ・コルネホ | Honda | 24:11'40 | +00:02'57 | - |
4 | 18 | R.ブランチ | ヤマハ | 24:12'24 | +00:03'41 | 00:01'00 |
5 | 12 | X.ド・スルトレ | ハスクバーナ | 24:12'24 | +00:03'41 | - |
6 | 5 | S.サンダーランド | KTM | 24:13'06 | +00:04'23 | - |
7 | 88 | ジョアン・バレーダ | Honda | 24:15'08 | +00:06'25 | - |
13 | 1 | リッキー・ブラベック | Honda | 24:28'39 | +00:19'56 | - |