Stage 04
Dakar 2021

ダカールラリー2021 ジョアン・バレーダが第4ステージで2度目の優勝!

sa Dakar Rally in Saudi Arabia

非常に長いダカールラリー4日目、Monster Energy Honda Teamのジョアン・バレーダが再び首位を獲得しました。第2ステージでも優勝を果たしたバレーダは、現時点で総合2位。ケビン・ベナビデスも好調で総合4位でフィニッシュしました。

ダカールラリー2021 ジョアン・バレーダが第4ステージで2度目の優勝!

2021年1月6日(水) - Stage 4

ワディ・アド・ダワシル→リヤド

ワディ・アド・ダワシルのビバークからスタートしたライダーたちは、266kmのリエゾンに続き、337kmのスペシャルステージをリヤドに新たに設営されたビバークに向かって北上し、さらに253kmのリエゾンを走行しました。1日の総距離は856km。大部分が砂地と硬い地盤であったスペシャルステージは、砂丘が点在したものの、それほど危険なルートではありませんでした。第4ステージで重要な役割を果たしたのは、やはりナビゲーションでした。

バレーダは30番手からのスタートを活かし、ライバルとの差をできるだけ縮めることを狙いました。じりじりと追い上げたバレーダは今回のレースで2回目、通算26回目のステージ優勝を果たしました。結果、首位と15秒という僅差で総合2位でフィニッシュしました。今回のダカールでもう一人見逃せないのが、ホセ・イグナシオ・コルネホ。ステージを重ねるごとにチリ人ライダーのモチベーションはアップし、安定感をみせ、4日目は7番目のベストタイムを記録しました。現在、首位との差は8分で、総合9位につけています。

ケビン・ベナビデスも、バレーダに負けずすばらしいステージをみせました。2番手でスタートしたベナビデスはライバルを寄せ付けないスピードで走行し、CRF450 RALLYはさほどタイムをロスせず14位でフィニッシュしました。首位との差は5分24秒。総合順位を一つ落とし、4位でフィニッシュしました。

リッキー・ブラベックは賭けに出て、第3ステージよりもいい結果を残すという姿勢を貫きました。前回のダカールチャンピオンは首位との差15分強で、総合15位でフィニッシュしました。

リヤドからカイスマフの新しいキャンプに向かう明日の第5ステージは、過酷なステージとなりそうです。総距離456kmのうち205kmは制限時間付きのスペシャルステージで、砂漠や砂丘だけでなく、岩場もあるためパンクの危険性もありそうです。



Joan Barreda
Joan Barreda 88
Monster Energy Honda HRC
STAGE: 1st OVERALL: 2nd

予想通り、第3ステージほどのナビゲーションは求められず、とてもスピードを出せるステージでした。全力を尽くし、給油時点でリッキー(ブラベック)が後方に迫り、パブロ・キンタニージャ(ハスクバーナ)が前方に見えたので攻勢をかけ続けました。とるべき戦略が分かりませんでしたが、砂漠を走行する明日が厳しい一日になることはみえているので、ハイペースを維持しました。今は本当にうれしいですし、再びステージ優勝を果たすことができてとても満足しています。

José Ignacio Cornejo
José Ignacio Cornejo 11
Monster Energy Honda HRC
STAGE: 7th OVERALL: 9th

今日はナビゲーションの難しいエリアもあり、とてもスピード感のあるステージでしたが、大きなミスもせず、すばらしい一日でした。一度使用したタイヤでスタートしたため、あまりよいコンディションでないことはわかっていました。スペシャルステージの後半パートで後輪が滑りましたが、意外と落ち着いていられたのはそのためです。とはいえ全体的には好調で、明日のステージを前にいいポジションでフィニッシュできたと思います。総合順位を徐々に上げています。ルートを切り開く位置にはつかず、順位はキープしていきます。

Kevin Benavides
Kevin Benavides 47
Monster Energy Honda HRC
STAGE: 14th OVERALL: 4th

とてもいいステージになりました。2番手でスタートし、かなり攻勢に出た結果、トビー・プライス(KTM)に追いつき、そのままともにフィニッシュしました。第3ステージでのロスを取り戻したので、とてもいい結果を収められました。ナビゲーションで非常に苦戦を強いられたダカールですが、今日までの結果にはとても満足しています。今4日目ですが、これからも戦い続けます。

Ricky Brabec
Ricky Brabec 2
Monster Energy Honda HRC
STAGE: 18th OVERALL: 15th
 
スピードの出せるエリアが多かった今日は、こなしやすいステージの一つでした。後方でスタートしたので、基本的には負荷の少ないルートでしたが、狙った通りのよい結果は残せませんでした。優勝を狙うというよりは、KTMとの競り合いに決着をつけなければなりません。今日は、あえてスピードを落として首位グループの感触をつかむようにしてみました。今のところチームは順調です。明日はKTMチームと共に後方からのスタートになります。うまく攻めに出て、できれば前方に戻りたいと思います。現在、首位との差はまだ15分です。1日の結果であって、全く問題ありません。明日はある程度タイムを取り戻して、トップ3に入ってレストデイを迎えたいと思います。今日は様子を見たいと思っていました。結果は毎日変わります。レースをうまくコントロールするには、後方で構えて様子を見る必要がありました。明日は攻めに出て、その結果はレストデイに検討します。タフな一日でした。ウェイポイントの周りをぐるぐる回ってしまいました。とはいえ、結果としてタイムは縮めることができました。ストレスは感じていません。今日は後方に構えてみんなの様子を確認し、レストデイ直前の明日に巻き返しを図ります。

ステージ順位

順位

No.

ライダー

マシン

タイム

ペナルティー

1

88

ジョアン・バレーダ

Honda

02:46'50

-

-

2

21

D.サンダース

KTM

02:52'59

+00:06'09

-

3

77

L.ベナビデス

ハスクバーナ

02:53'12

+00:06'22

-

4

18

R.ブランチ

ヤマハ

02:53'47

+00:06'57

00:01'00

5

12

X.ド・スルトレ

ハスクバーナ

02:54'09

+00:07'19

-

6

27

J.ロドリゲス

ヒーロー

02:54'11

+00:07'21

-

7

4

ホセ・イグナシオ・コルネホ

Honda

02:54'19

+00:07'29

-

14

47

ケビン・ベナビデス

Honda

02:58'28

+00:11'38

-

18

1

リッキー・ブラベック

Honda

02:59'43

+00:12'53

-


総合順位

順位

No.

ライダー

マシン

タイム

ペナルティー

1

12

X.ド・スルトレ

ハスクバーナ

15:00'25

-

-

2

88

ジョアン・バレーダ

Honda

15:00'40

+00:00'15

-

3

18

R.ブランチ

ヤマハ

15:05'49

+00:05'24

00:01'00

4

47

ケビン・ベナビデス

Honda

15:05'49

+00:05'24

00:02'00

5

9

S.ハウズ

KTM

15:05'51

+00:05'26

00:01'00

6

77

L.ベナビデス

ハスクバーナ

15:05'56

+00:05'31

00:01'00

9

4

ホセ・イグナシオ・コルネホ

Honda

15:08'31

+00:08'06

-

15

1

リッキー・ブラベック

Honda

15:16'46

+00:16'21

-


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