ここに至るまで、例年よりも厳しい状況の中ではありましたが、チームは準備を終え、ダカールラリーのスタートに向けて、すべてが整いました。ライダーを含むすべてのチームメンバーは、ジッダ市内のホテルにて2日間の自己隔離を終えて会場入り。その後、最終のPCR検査を受けてから、行動が許可されました。
全員が陰性と判定され、マシンの準備を開始。ライダーは前日に準備のための“シェイクダウン”を行いましたが、この日は、マシン、ライダー、チームメンバーが管理上および技術的なチェックを受け、Monster Energy Honda Teamのダカールラリー2021への参加が正式に決定しました。
1月2日は10㎞のプロローグが行われます。これは、1月3日の第1ステージのスタート順を決めるだけでなく、スタート時間を決める走行でもあります。各ライダーのタイム差が4倍で計算された時間が、スタート時のギャップとなります。第1ステージは、ジッダからビシャへ向かう345㎞のルートで、このうち277㎞が競技区間であるスペシャルステージとなっています。