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ロード・トゥ・ダカールラリー2022 ~2021年Monster Energy Honda Teamの戦いを振り返る~

2022年1月1日~14日にかけて、ダカールラリー2022が開催される。ダカールラリー2022には、Hondaのワークスチーム「Monster Energy Honda Team」が参戦。ダカールラリーに向けてどのような戦いを見せたのか、2021年Monster Energy Honda Teamの戦いを振り返る。

ロード・トゥ・ダカールラリー2022 ~2021年Monster Energy Honda Teamの戦いを振り返る~

ソノララリーでリッキー・ブラベックが総合優勝

7回目を数えたソノララリーは、メキシコソノラ州に位置するアルタール砂漠が舞台。2021年5月9日~14日に開催され、Monster Energy Honda Teamからはダカールラリー2020チャンピオンのリッキー・ブラベックと、ソノララリー初参戦となるホセ・イグナシオ・コルネホの2名がレースに参戦。総距離1500kmに及ぶ5つのステージを戦った。

ブラベックはその実力をまざまざと見せつける。ダカールラリー2022を見据えるライバルたちが参加する中、終始レースを支配すると、5つのステージのうち2つで勝利。2位以下に13分の差をつけて総合優勝を飾り、ソノララリー3連覇を達成した。チームメートとなったコルネホも、日ごとにレースに順応。最終ステージで勝利し、総合3位で表彰台に登壇した。


ソノララリーはブラベックが圧勝
ソノララリーはブラベックが圧勝

Monster Energy Honda Teamがアンダルシアラリー連覇

2021年5月12日~16日に開催されたアンダルシアラリーに、Monster Energy Honda Teamはディフェンディング・チャンピオンとして挑んだ。ジョアン・バレーダとともに参戦したのは、本レースがチームデビュー戦となったチリ出身のパブロ・キンタニラ。ダカールラリー2020では、ブラベックに次ぐ総合2位となった実力派ライダーだ。

キンタニラはデビュー戦で好走を見せた。合計185kmの最終スペシャルステージで、Honda CRF450 RALLYを駆ったクインタニラは最初の1km時点で3番手を確保。見事にステージを制し、総合3位となった。地元スペイン出身のバレーダは、スペシャルステージこそキンタニラに及ばなかったものの、10:47'32のタイムで総合優勝。Monster Energy Honda Teamが2連覇を達成した。


バレーダが地元スペインで総合優勝
バレーダが地元スペインで総合優勝

モロッコラリーでクインタニラが逆転総合優勝を飾る

ダカールラリー2022の前哨戦とも言える2021年モロッコラリーは、10月7日~13日に開催された。2020年は新型コロナウイルス感染症の影響でアンダルシアに開催地が変更されたため、モロッコでの開催は2年ぶりとなる。

Monster Energy Honda Teamはモロッコの地でも好成績を収めた。優勝争いも佳境を迎えた166km最終ステージ、好スタートを見せたキンタニラは、いいペースで走行を続け、ライバルたちを逆転して総合優勝。ブラベックは最終ステージを2位で終え、総合4位となった。また、Monster Energy Honda Teamのホセ・イグナシオ・コルネホは総合10位、バレーダは総合11位で大会を終えた。

Monster Energy Honda Teamは2021年に参戦した3大会を3連勝で終えた。この勢いを維持したまま、ダカールラリー2022へと挑む。


2021年最後の参戦大会を優勝で締めくくった
2021年最後の参戦大会を優勝で締めくくった

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