es
Honda
Honda HRC

Rubén Fernández 70

2021年にMXGPデビューを果たしたルーベン・フェルナンデスは、2022年シーズンに3度の表彰台を獲得。その実績を経て2023年にファクトリーチームのHonda HRCに昇格を果たし、CRF450Rを駆ることとなります。

Rubén Fernández

フェルナンデスは「努力は報われる」ことを体現するライダーです。才能だけに頼るのではなく、競技のあらゆる側面で成長するために、常に努力を重ねてきました。キャリア初期には複数のチームを転戦し、本来のポテンシャルを十分に発揮できないこともありましたが、適切な指導があれば世界のトップライダーたちと互角に戦えるという確信が常にありました。

そして2021年、転機が訪れました。Honda 114 Motorsportsチームに加入し、リヴィア・ランスロットの指導とジャコモ・ガリボルディの監督のもとで走ることになったのです。このチーム移籍はすぐに結果を出し、開幕戦から連続で表彰台を獲得しました。イタリアのマッジョーラで開催された第3戦では、MX2のレッドプレート(ポイントリーダーを示す赤いナンバープレート)を獲得。残念ながら年の半ばに負った怪我がシーズンに影響を及ぼしましたが、トレンティーノでのトリプルヘッダーでは3ラウンドすべてのレースで表彰台に上がる活躍を見せ、その才能がCRF450Rでも十分に通用すると評価されました。そして、シーズン終盤にMXGPクラスに昇格し、すぐにトップ5争いに加わるほどの走りを披露しました。

この結果を受け、翌2022年にはMXGPクラスにフル参戦。ここでも素晴らしい走りを見せ、ラトビアとインドネシアでは表彰台を獲得しました。そして、そのスピードと、穏やかで親しみやすい人柄が評価され、2023年シーズンにはティム・ガイザーのチームメイトとしてTeam HRCに加入することが決定しました。

残念ながら2024年シーズンは不運なスタートとなりました。開幕戦の第1コーナーでの接触により脚を負傷し、シーズンの大半を欠場することとなりました。それでも復帰後は着実に調子を上げていき、シーズン最後のモトクロス・オブ・ネイションズでは2位を2回獲得するなど、本来の実力を発揮しました。その後、数ヶ月のオフシーズンで準備を整え、3月1日~2日にアルゼンチンで開幕する新シーズンでは、その勢いを維持して表彰台返り咲きを目指します。


Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image