幼い頃からの夢を実現し、フェルッチョ・ザンキはTeam HRCに加入。2024年MX2モトクロス世界選手権に向けたCRF250Rプログラムを始動させました。

EMX125およびEMX250クラスで複数のモト優勝を達成するなど輝かしい成功を収めたユース時代を経て、イタリア人ライダーのザンキは2024年、Team HRCの一員としてMX2クラスへとステップアップしました。

フィレンツェ出身の才能溢れる若手ライダーは、CRF250Rプログラムを再始動させ、競争の激しいMX2シリーズでHondaを再びトップ争いへと導く最適な人材として注目されました。ルーキーにとって、この挑戦は決して容易なものではありませんでしたが、ヨーロッパと日本の関係者全員から全面的なサポートと可能な限りのバックアップを受けながらシーズンを戦い抜き、最終的に素晴らしい結果でシーズンを締めくくりました。

出場したほぼすべてのグランプリ着実にポイントを重ね、ナンバー73をまとうザンキは数々の優れた成績を収め、MX2初のフルシーズンを総合10位で終えました。その成長と決意を示すかのように、シーズン最終戦となったスペインのコサルでは自己最高得点を記録。この結果は彼に自信を与え、さらに数ヶ月のトレーニングを積むことで、2025年のシーズン開幕戦アルゼンチンでは世界トップクラスのMX2ライダーたちと肩を並べられるという確信につながっています。