MXGP Race 2
MXGP 2021
Round 4

ティム・ガイザーが総合優勝(3位-2位)を収める

nl Oss

モトクロス世界選手権第4戦が、オランダのオスで行われました。

ティム・ガイザーが総合優勝(3位-2位)を収める

この伝統あるコースには過去3回、MXGPを開催した実績がありますが、今年は23年ぶりのグランプリ招致となりました。近年はリーロップ、ファルケンスワード、アッセンなどがおなじみですが、オランダGPの会場としてまた一つバリエーションが増えました。硬めのサンドコースは、暑さという要素も含めてスタミナ勝負になることが必至でしたが、ティム・ガイザー(Team HRC)は両レースでトップ争いに絡み、総合優勝(3位-2位)を果たしました。

レース1のガイザーは、5番手あたりからスタートし、1周目のコントロールラインを3番手でクリアしました。徐々にペースを上げるガイザーは、トップのグレン・コルデンホフ(ヤマハ)、ロマン・フェーヴル(カワサキ)との差を詰め、バトルを繰り広げました。中盤の9周目にはフェーヴルが転倒し、ガイザーが2番手に浮上。しかし2周後にフェーヴルとジェフリー・ハーリングス(KTM)に先行を許し、4番手に後退。その後ラスト4周でフェーヴルを抜き返したガイザーは、3位でチェッカーを受けました。

レース2では、レース1で負傷しながら勝者となったハーリングスがDNSとなりました。ガイザーはホルヘ・プラド(KTM)、フェーヴルに次ぐ3番手で1周目を終えました。3周目にフェーヴルがコースアウトしたことで、ガイザーが2番手に浮上。その後はプラドを相手に延々とトップ争いが続きます。ラスト3周でプラドを攻略し、レースリーダーとなったガイザーですが、背後に迫るアントニオ・カイローリ(KTM)のラストスパートに屈し、2位でフィニッシュしました。総合結果としては、ガイザーが優勝(3位-2位)し、表彰台のセンターポジションに登壇。シリーズポイントは23点差に広がっています。


Tim Gajser
Tim Gajser 243
Team HRC
全部ひっくるめてみて、今日の結果に満足しています。今大会に来る前は、簡単には勝てないレースになるだろうと分かっていました。なぜなら自分にとって未知の新しいコースだし、サンドを得意とするライダーが大勢いる。だから無理をせずスムーズに走ることを心がけたのですが、それが功を奏したようです。もちろんレース2で勝ちたかったことは確かですが、シリーズポイントリードを増やせたし、総合優勝でポディウムの最上段に立てたのだから、これで十分な成績だと思います。もちろんもっと練習を積んで、ロケット(次戦チェコGPの開催地)のハードパックに備えないといけません。来週は大勢のスロベニアのファンが応援に来てくれるといいな。チェコGPが楽しみです


Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image

レポート公開日
戻る