Qualifying
MXGP 2025
Round 16

復帰戦のスウェーデンでガイザーが3位表彰台獲得、フェルナンデスとラタもポイント獲得

se Uddevalla

Honda HRCのティム・ガイザーが、まるでこれまで離脱していたとは思えないような走りでモトクロス世界選手権(MXGP)に復帰しました。スウェーデンのウッデバラで行われた大会では、タイムドプラクティスからスピードを見せ、予選レースでも力強い走りで3位を獲得しました。

復帰戦のスウェーデンでガイザーが3位表彰台獲得、フェルナンデスとラタもポイント獲得

ゼッケン243のガイザーは、何週間も前からすでにHonda CRF450Rで走り込みを重ねていましたが、モトクロス世界選手権の過酷さに備える準備が完璧に整うまで復帰を延期していました。その判断は正しかったようで、タイムドプラクティスではセッションの大半でトップを走行し、鋭いスプリントラップで3番手タイムを記録しました。これにより予選レースでの良いゲートピックを獲得。約3ヶ月ぶりのレーススタートにも関わらず、出遅れることなく第1コーナーをトップ5で通過し、1周目の終わりには早くも2番手に浮上しました。惜しくもピットレーンを過ぎた直後に1つポジションを落としましたが、その後は安定したペースで前走者に食らいつき、最終的に3位でフィニッシュしました。復帰戦としては申し分ない結果であり、明日の決勝レース、そして今後のシーズンに向けて大きな自信を得ました。

スウェーデンに臨むにあたり、ルーベン・フェルナンデスはこのコースが得意ではないと分かっていましたが、それでも走りに影響を出すことなく、予選レースではトップ5を脅かす力強い走りを見せました。レース全体を通じてラップタイムは安定しており、背後からのプレッシャーに耐えながら7位を守り抜きました。ただし、このコースは追い抜きが非常に難しいため、より上位を目指すにはスタートでの飛び出しが重要であることを本人も理解しています。

バレリオ・ラタは、ウッデバラのハードパック路面で好パフォーマンスを発揮し、MX2クラスルーキーシーズンの終盤を良い形で締めくくりたいという思いで臨みました。その期待どおり、タイムドプラクティスではトップからわずか0.5秒差の4番手タイムを記録し、好スタートを切りました。予選レースでも好発進を見せ、さらなる躍進が期待されましたが、他のライダーの1周目のペースに奔走され、順位を落としました。すぐに立て直し、トップ10圏内をキープする走りを見せましたが、本人としてはさらに上位を狙える実力があると考えています。残り5戦でそれを証明すべく、チームとともに全力を尽くしていく構えです。


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Tim Gajser
Tim Gajser 243
Honda HRC
再びレースに戻って来られて、本当に嬉しいです。正直、今日は予想以上に良い結果でした。練習とレースは全く別物なのでどうなるか不安もありましたが、ペースも良く、序盤から必要な集中力もしっかりと発揮でき、一時は2位まで上がることができました。自分としては、トップを視界に捉え続けられたと思っていただけに、すぐに抜き返されてしまったのは悔しいですが、それでも3位には満足しています。明日の決勝に向けてしっかり準備して、また全力で走ります。

Rubén Fernández
Rubén Fernández 70
Honda HRC
特別なことはありませんでしたが、悪くない一日でした。このコースはスタートがすべてなので、1周目が終わった時点での7位という順位で、そのままフィニッシュしました。後ろからのプレッシャーもありましたが、自分のラインをキープして、安定した走りを意識しました。それが今日できるすべてだったと思います。明日はもっと良いスタートを決めて、上位グループとバトルできるよう頑張ります。

Valerio Lata
Valerio Lata 18
Honda HRC
予選(タイムドプラクティス)では4位を獲得し、良いゲートピックが得られました。スタートもうまく決まりましたが、序盤の数周で他のライダーのスピードについていけず、順位を落としてしまいました。その後は立て直してトップ10内をキープできましたが、やはりもっと上位で争いたいという気持ちがあります。シーズンを通してたくさん努力してきたので、その成果を週末のレースでしっかり結果につなげていきたいです。

Marcus Pereira de Freitas
Marcus Pereira de Freitas
Honda HRC
ティムはタイムドプラクティスでも予選レースでも速さを発揮し、トップクラスの実力を証明しました。レースウィークに向けてしっかり準備して臨んでくれたことが、この結果につながったと思いますし、長い離脱から復帰するのは決して簡単ではない中で、これだけの走りができるのは彼の人間的な強さの表れでもあります。ルーベンはこの路面があまり得意ではないものの、懸命に戦ってくれましたし、明日も同じように頑張ってくれるはずです。バレリオについては、タイムドプラクティスでの速さを予選レースにつなげることが課題ですが、彼は常に挑戦し続けており、自分にチャンスを与え続けています。その姿勢は、これだけ多くのレースを争うルーキーイヤーとして、非常に評価できる点です。


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