MXGP Race 2
MXGP 2022
Round 13

ガイザーが125ポイントリードを保持し首位独走

cz Loket

モトクロス世界選手権第13戦が、チェコのロケットで行われました。インドネシアGPの翌週に予定されていたジャカルタGPがキャンセルされたためにインターバルが空き、3週間ぶりの大会開催となりました。

ガイザーが125ポイントリードを保持し首位独走

土曜に実施されたタイムドプラクティスでは、1位ティム・ガイザー(Team HRC)1分43秒868、2位ミッチェル・エバンス(Team HRC)1分43秒966、4位ルーベン・フェルナンデス(Honda 114 Motorsports)1分44秒329、という好タイムがそろいました。予選レースの結果は、2位ガイザー、8位エバンス。フェルナンデスは、タイムドプラクティス中の転倒で受けたダメージにより、予選レース以降の出走を見合わせました。

決勝レース1では、ガイザーが2番手、エバンスは6番手で1周目をクリアしました。序盤トップのホルヘ・プラード(ガスガス)に仕掛けた隙に、ガイザーはジェレミー・シーワー(ヤマハ)にパスされて3番手に後退。その後9周目には、下がってきたプラードを攻略し、ガイザーが2番手に復帰しました。レース後半はシーワーとの差が徐々に開いてしまい、ガイザーは2位でフィニッシュ。エバンスは終始6位でした。ハードパックが得意なガイザーですが、不思議なことにロケットでは2017年のレース1以来勝ち星がありません。今回は何が何でも優勝を決めたいところでしたが、砂塵が多い状況を鑑み無理なアタックは避けました。

レース2では、ガイザーが3番手、エバンスが5番手でコントロールラインを通過しました。序盤は転倒者救護の影響で、上位グループ内の差がつきにくく、等間隔の縦列が形成されました。ガイザーはシーワーと2位争いをしていましたが、徐々に離され最終的には3位に定着しました。プラードの攻撃をしのいでいたエバンスは、終盤2台に抜かれて7位でフィニッシュ。この結果、ガイザーは総合3位(2-3)、エバンスは総合7位(6-7)でレースを終えました。ランキング2位がプラードからシーワーに入れ替わったこともあり、ガイザーのリードは125ポイントのまま変わっていません。

MX2でルビーニが5位フィニッシュ

レース1では、ステファン・ルビーニ(Team Ship to Cycle Honda SR Motoblouz)が、1周目3番手と好スタートを見せました。8周目には、ヤーゴ・ヘールツ(ヤマハ)にパスされて4番手に。大詰めの17周目には、ケビン・ホルグモ(カワサキ)に先行を許しましたが、ルビーニは5位でチェッカーを受けました。

レース2のルビーニは、1周目を5番手でクリアしました。レース1勝者のティボー・ベニスタン(ヤマハ)、リアム・エバーツ(KTM)らのアタックを受けた結果、12位でゴールしたルビーニは、オーバーオール9位(5-12)というリザルトを残しました。


Tim Gajser
Tim Gajser 243
Team HRC
今日のコースは難しくて、たいへんな一日になりました。気分よく思い通りにプッシュできなくて、前にいるライダーたちとの差を埋めることができませんでした。それでもポディウムに立ててよかったし、シリーズポイント的にも125点リードしているので、それに関してはうれしいのですが、応援に駆け付けてくれたファンの皆さんのために、もう少しうまく走って見せたかった。コースの全周で彼らの姿を見たり、声援を聞いたりするのは最高だったし、遠路スロベニアから来てくれた皆さんに感謝しています

Mitch Evans
Mitch Evans 43
Team HRC
振り返ってみると、今日のレースのなりゆきとオーバーオール7位(6-7)に満足しています。インドネシアでのリザルトほど好成績ではないけれど、手の平のマメが痛くなったレース2後半の時間帯を除けば、トップライダーのペースに付いて行くことができました。自分でも上出来だったと思います。レース2ではずっと5番手を走っていました。もしそのまま踏ん張っていたら、たぶん総合5位あたりに入れたはずなので、すべてをポジティブに捉えています。来週は初めて走るロンメルなので、それまでにつぶれたマメを何とか治さないといけません



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