インドネシア連戦に臨むガイザーが予選レースを3位で通過
6月29日(土)、モトクロス世界選手権(MXGP)第11戦西ヌサ・トゥンガラGP(インドネシア)の予選が行われました。
2024年のMXGPシリーズは、インドネシアでの2連戦から後半戦に突入します。当初予定されていたスンバワ島での大会がキャンセルされたため、インドネシアラウンドはロンボク島での2週連続開催(第11戦西ヌサ・トゥンガラGP、第12戦ロンボクGP)となりました。ティム・ガイザー(Team HRC)は、その初戦の予選レースで力強い走りをみせて3位に入り、MXGPクラスにおけるポイントリードを維持しました。
会場はロンボク島マタラム市の古い空港敷地に設けられたセラパランサーキット。昨年の初開催時には負傷欠場していたガイザーですが、走り出しからすぐコースに慣れると、フリー走行では最速タイムを出し、タイムドプラクティスでは2番手に入りました。
CRF450Rを駆るガイザーは、ここで得た2番目のゲートピックを活かし、予選レースで好スタートを切ってトップに躍り出ました。最初の数周は上位陣をリードして、安定した速さをみせていましたが、夕日が傾いてきたことと、コースが不安定になってきたことを冷静に判断し、慎重な走りに切り替えて3位でチェッカーを受けました。インドネシア2連戦が行われるこのコースではまだ5回のレース(予選×1、決勝×4)が残っており、初戦からリスクを取ることはしませんでした。
この予選レースによってシリーズポイント8点を付与されたガイザーは、33ポイント差で総合ランキング首位をキープしています。
また、今大会にスポット参戦を果たした大倉由揮は、予選レース13位で決勝に駒を進めています。
MX2 インドネシア初遠征のザンキが予選7番手
フェルッチョ・ザンキ(Team HRC)は、猛暑の中でインドネシアデビューを果たし、堅実なライディングでMX2クラスの予選レース7位に入りました。ザンキは1周目のコントロールラインを5番手でクリアし、ハイペースを保って前を行くライダーを追いかけました。周回を重ねると少しポジションを下げましたが、7位に入って予選を終えました。
MX2クラスの新人ライダーとしては十分な好レースで、来週末の大会ではコースレイアウトが変わるもののコンディションは似ていると予想されているため、ここでの2連戦に期待が持てる結果となりました。まずは明日の決勝で、上位のライダーたちともう少し長く互角のバトルを続け、トップ5以上の成績を目指します。
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