ポイントリーダーとなったガイザーがポルトガルGPでレッドプレートを獲得
5月5日(日)、アゲダサーキットで開催されたモトクロス世界選手権(MXGP)の第5戦ポルトガルGPにおいて、ティム・ガイザー(Team HRC)がマディコンディションの中、レース1で優勝、レース2で10位の成績を収め、総合3位の表彰台に登壇しました。ガイザーは総合ランキング首位となり、同ランキング2位のホルヘ・プラド(ガスガス)に対し、14ポイントのリードをつけています。
昨日の予選レースでトップフィニッシュを決めたガイザーは、ゲートピック1番目というアドバンテージを活かし、マディとなったコースで今季初のホールショットを奪いました。終始激しい雨が降る中、ガイザーは泥と戦いながら攻守のバランスを保って必死に走り抜きました。多くのライダーが泥沼の餌食となったこともあり、最終的に独走優勝を果たしたガイザーは、レース1終了時点でのポイント計算によって暫定の総合ランキング首位に浮上し、レッドプレート獲得が濃厚なシチュエーションとなりました。
ガイザーはレース2でも好スタートを切りましたが、ホールショット判定ライン目前の滑りやすい路面で転倒。脇をすり抜ける後続との接触を辛うじて避けて最後尾から再スタートし、依然として危険なコースコンディションの中で追い上げを試みました。1周目をクリアするころには13番手まで浮上したものの、深い泥の中でのパッシングには常にリスクがあり、3周目にはコースアウトを喫して数ポジション後退してしまいます。それでもガイザーは恐れずに先行するライダーたちを抜いていき、チェッカーフラッグを受ける時には10位までばん回しました。
2レースの合計で競われる総合成績では、36(25+11)ポイント獲得したガイザーが3位の表彰台を獲得。今シーズンでの表彰台登壇率100%をキープしています。また、予選レースを含めた今大会の得点合計で、MXGPのタイトルを争うプラドを27ポイント上回ったことにより、首位ガイザーの総合ランキングでのリードは14ポイントになりました。
次戦ガリシアGPは、5月11日(土)と12日(日)にスペインのルーゴで開催されます。
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