ガイザーがスウェーデンGPのポディウムに登壇
8月11日(日)、スウェーデンのウッデバラで開催されたモトクロス世界選手権(MXGP)第15戦で、ティム・ガイザー(Team HRC)がMXGPクラス総合2位(2-3)を獲得し、2戦ぶりの表彰台に上がりました。石が多くパッシングの難しいコースとして知られるウッデバラでは、金曜日に降った豪雨の影響が心配されましたが、決勝レースはほぼ完璧に近いコンディションとなり、大観衆が見守る中で熱戦が繰り広げられました。
レース1では、CRF450Rを駆るガイザーが好スタートを切り、トップ5内で徐々にポジションを上げました。抜きにくいコースで12周を費やしてトップに立ちましたが、その直後に些細な判断ミスによってリーダーの座を明け渡してしまいました。レース終盤は僅差のトップ争いが続きましたが、ガイザーは最終的に1秒弱のビハインドで2位に入りました。
レース2では、第1コーナーでベストポジションを獲れませんでしたが、1周目の混戦を巧みにすり抜けて3番手まで浮上。そこから先は、トップ3が後方集団を大きく引き離す展開になりました。ガイザーは先行する2台を激しくプッシュしたものの、周回遅れの出現と路面状況の悪化が重なり、優勝争いに加わることはできませんでした。それでも3位でフィニッシュしたガイザーは大会総合2位で表彰台に返り咲き、シリーズ総合ランキングにおいて17ポイントリードで首位を守っています。
第16戦オランダGPは次週、アルンヘムで行われます。ガイザーはMXGPタイトル獲得に狙いを定め、再びサンドコースで力強いライディングを披露してくれるでしょう。
MX2 ザンキがレース2で7位フィニッシュ
MX2クラスのレース2では、フェルッチョ・ザンキ(Team HRC)が終始安定した速さをみせて7位を獲得しました。残念ながら、先に行われたレース1では8番手走行中のマシントラブルで総合成績を上げるチャンスを逃していましたが、昨日の予選レースで6位に入った手応えもあって、ザンキは難関を乗り越えたことに満足しています。
次戦オランダのアルンヘムでは、ベルギーのロンメルで披露したようなすばらしいサンドライディングが期待されます。
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