ガイザーがフランダースGP予選レースを3位でクリア
7月27日(土)、ベルギーのロンメルでモトクロス世界選手権(MXGP)第14戦フランダースGPが開催されました。予選レースに臨んだティム・ガイザー(Team HRC)は、深いサンドコースでも堅実な走りを披露し、3位でチェッカーを受けました。
前戦に続き、CRF450Rでまたしても好スタートを切ったガイザーは第1コーナーを2番手でクリアし、背後で繰り広げられた1周目の混戦から逃れることができました。その後、ガイザーはレースの大部分で先行するリーダーを追走し僅差を保っていましたが、ライバルに脅威を与えるまでには至りませんでした。レースの中程でポジションを1つ下げたものの、このような難コースで最優先すべきなのは、大きなミスや転倒を回避することであり、ガイザーは終日基本に忠実に走りきりました。
フリープラクティスで5番手だったガイザーは、続くタイムドプラクティスでも5番手に入りました。しかし、コースには大勢のライダーが走っていて、ベストラインが常に変化していたので、クリアラップを見つけてタイムアタックするのは容易ではありませんでした。それでも予選レースでは、ゲートピックが5番目だったにもかかわらず、好スタートからの調子のよさがサンドコースでも途切れませんでした。
予選レースを3位で終えて、ガイザーは決勝でさらに高得点を狙える好位置を確保できました。総合ランキングでは34ポイントリードで首位を保っています。
明日28日(日)も今日と同様のコンディションになりそうですが、ロンメルの路面状況は多くのレースが進行するほどに荒れて危険になります。
MX2 ザンキが最後尾から9位までばん回
MX2クラスのフリープラクティスとタイムドプラクティスにおいて10番手につけていたフェルッチョ・ザンキ(Team HRC)は、予選レースで9位に入りました。1周目のアクシデントに巻き込まれ、最後尾からの再スタートを強いられたザンキは、またしても困難に直面しました。しかし、今シーズンで同じような状況を何度も克服してきたザンキは、ひるむことなくすぐにトップ20に入りました。4周目には12番手、6周目には10番手に浮上し、さらに速いラップタイムを刻むことでギャップを詰め、9位でフィニッシュ。ザンキはここで2ポイントを獲得し、総合ランキング9位との差を縮めることができました。
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