Qualifying
MXGP 2025
Round 4

ガイザーが優勝、フェルナンデスが3位 ― Honda HRCのパワー全開

it Riola Sardo

Honda CRF450Rを駆るティム・ガイザーとルーベン・フェルナンデスの2人が、イタリア、サルデーニャ島のリオラサルドの深いサンドコースで開催されたモトクロス世界選手権(MXGP)予選レースで見事な走りを見せ、それぞれ1位と3位でフィニッシュしました。

ガイザーが優勝、フェルナンデスが3位 ― Honda HRCのパワー全開

今日のレースに臨む時点で、ガイザーは過去6回のレースのうち5回で勝利しており、今回は後方からの追い上げの走りで7レース中6勝目を達成。この逆転劇により、彼のサンドでの走行技術が世界最高レベルにあることを改めて示しました。ガイザーはタイムドプラクティスで最速タイムを記録しましたが、スタートダッシュはベストとは言えませんでした。一方、チームメイトのフェルナンデスは勢いよく飛び出し、ホールショットラインを1位で通過するという快挙を成し遂げました。

フェルナンデスが先頭で逃げる展開の中、ガイザーは次々とオーバーテイクを成功させ、第1ラップの終わる頃には3位まで順位を上げていました。これにより、Honda勢が表彰台の3つのうち2つを占める形になりました。レース中盤、ガイザーがフェルナンデスを抜いてトップに浮上しました。その後、フェルナンデスは3位に順位を落としたものの、素晴らしい走りを見せ、翌日の長距離の決勝モトへの大きな自信に繋がったことでしょう。

その後ガイザーはリードを広げようとしたものの、背後の2位ライダーが意外なほど差を詰めてきていたことに気付きませんでした。最終ラップで周回遅れの選手に遭遇したことで、後続のライダーが迫っていることに気付き、ペースを上げて勝利をものにしました。これは今季2度目の予選レース勝利であり、この勝利で、チャンピオンシップランキング2位の選手との差を39ポイントにまで広げました。MXGPクラスの2人は今日の結果に非常に満足しており、明日のGP得点がかかる決勝モトでも同様のパフォーマンスを発揮できるよう全力を尽くします。

一方MX2クラスでは、フェルッチョ・ザンキとバレリオ・ラタにとって、やや厳しい一日となり、それぞれ8位と11位でレースを終えました。ラタはタイムドプラクティスで5番手という好成績を収めていましたが、予選レースではそのパフォーマンスを発揮できず、惜しくもポイント圏外での苦しい戦いを強いられました。

ザンキはタイムドプラクティスで10位でしたが、レースではさらに順位を上げて8位でフィニッシュしました。しかし、激しい接戦の末に得たこの結果に、若きイタリア人ライダーは満足していない様子です。両ライダーとも翌日の決勝で上位進出を目指します。深いサンドトラックは難易度が高いですが、Honda HRCクルーも、2人が良い結果を出せるよう最大限のサポートを行います。


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Tim Gajser
Tim Gajser 243
Honda HRC
今日はサンドコースで良い一日になりました。タイムドプラクティスで最速を出せましたし、その後の予選レースでは追い上げて勝つことができました。スタートはあまり良くなかったものの、第1ラップでいいパスを何度も決めて3位まで上がることができました。ルーベンが先頭でいい走りをしていたので、抜くのに数周かかりました。抜いた後は2位とのギャップを作れたと思っていましたが、最終ラップで背後にライダーの気配を感じて、もう一度プッシュしてリードを守りました。全体的に快適に走ることができ、楽しかったです。明日のレースも楽しみにしています。

Rubén Fernández
Rubén Fernández 70
Honda HRC
予選レースの約半分をリードできたのは本当に気持ち良かったです。その後ティムに抜かれて最終的に3位で終わりました。リオラサルドのコースでは過去にあまり良い結果が出せていなかったので、サンドでの速さを皆さんにお見せできて良かったです。ホールショットを取れたのも良かったですし、実際に走っていて楽しかったので、今日は本当に満足しています。明日のモトが待ち遠しいです。

Ferruccio Zanchi
Ferruccio Zanchi 73
Honda HRC
予選レースで8位という結果には正直満足していません。スピードに乗るまでに多くの周回を要し、前を走るライダーたちの安定したペースに追いつくことができませんでした。明日に向けてしっかり準備して、2本のモトでもっといい走りができるよう頑張ります。

Valerio Lata
Valerio Lata 18
Honda HRC
今日はこんな展開になるとは思っておらず、ポイント圏外で終わり本当に残念です。リズムをつかむことができず、このように荒れて凸凹が多いトラックでは、それがとても重要になります。明日の朝のウォームアップでいくつかのことに取り組み、決勝モトではより楽に走れるようにしたいと思います。そして、できれば先頭集団に近い位置で争えることを願っています。

Marcus Pereira de Freitas
Marcus Pereira de Freitas
Honda HRC
MXGPのフィールドでルーベンとティムがトップ争いをして、ホンダCRF450Rのパワーを見せつけられ最高でした。ルーベンのホールショットは素晴らしく、ティムも後方からしっかり追い上げ、相手が猛追していることに気付くとそれを阻止して勝利しました。明日の決勝モトでも2人が同様のパフォーマンスを出せるように尽くします。MX2の2人も今日は本来の実力をフルに発揮できなかったため、明日は順位を上げられるようサポートします。フェルッチョとバレリオはどちらもペースが少し遅れていましたが、コースが非常に難しいときは、すべてをうまく整えることが重要です。それでも、2人ともホームグラウンドでより良い結果を出したいというモチベーションを高く持っており、明日の終わりには、4人全員が満足した表情を見せてくれると確信しています。


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