Honda、市販モトクロッサー発売50周年を記念してトリビュートモデルで参戦
Hondaは、市販モトクロッサー発売50周年を記念して、CRF450RのユニークなトリビュートモデルでMXGPスペイン戦に参戦することを発表しました。
アロヨモリノス(スペイン)で開催されるMXGPでTeam HRCのティム・ガイザーとミッチェル・エバンスは、1973年にデビューしたHondaの初めてのモトクロスマシン「CR250Mエルシノア」から50周年を記念して、1980年代にモトクロスを制覇したCRモデルを彷彿させるスペシャルパーツとカラーをまとったマシンで参戦します。
1973年にCR250Mを駆るゲイリー・ジョーンズがAMA 250モトクロス選手権を制覇して以来、Hondaは70年代、80年代、90年代と125cc、250cc、500ccクラスで世界選手権を制覇してきました。最近では、イタリアMXGPでCRF450Rに乗り、39度目の優勝を果たしたティム・ガイザーがHondaライダーとしてトップに立ちました。スロベニア人のガイザーは、現在CRFマシンで世界タイトルを4回(MXGP 2020, 2019, 2016 / MX2 2015)獲得しています。今シーズンのMXGPクラスで、ガイザーは79ポイント差でリード(第8戦終了時点)しています。
Honda モトクロス選手権参戦の主な歴史
1973: CR250Mエルシノアを発表
1973: ゲイリー・ジョーンズがCR250Mエルシノアに乗り、AMAモトクロス選手権(250cc)制覇
1973: XR75を発表
1974: CR125Mエルシノアを発表
1979: グラハム・ノイスがHondaで初めてのFIMモトクロス世界選手権(500cc)チャンピオンを獲得
1980: CR80Rを発表(XR75がトレールマシンとしての位置付けでXR80になる)
1980: アンドレ・マレルベが、FIMモトクロス世界選手権(500cc)で優勝(マシン: RC500)
1981: CR450Rエルシノアを発表
1981: アンドレ・マレルベが、FIMモトクロス世界選手権(500cc)で優勝(マシン: RC500)
1982: CR450RがCR480Rになる
1983: CR60Rを発表
1984: CRシリーズから「エルシノア」が正式に使用されなくなる
1984: CR60Rの最終シーズン
1984: CR480RがCR500Rになる
1984: アンドレ・マレルベが、FIMモトクロス世界選手権(500cc)で優勝(マシン: RC500)
1985: デビッド・ソープが、FIMモトクロス世界選手権(500cc)で優勝(マシン: RC500)
1986: デビッド・ソープが、FIMモトクロス世界選手権(500cc)で優勝(マシン: RC500)
1987: エリック・ゲボスが、FIMモトクロス世界選手権(250cc)で優勝(マシン: RC250)
1987: ジョルジュ・ジョベが、FIMモトクロス世界選手権(500cc)で優勝(マシン: RC500)
1988: ジャン・ミッシェル・バイルが、FIMモトクロス世界選手権(125cc)で優勝(マシン: RC125)
1988: エリック・ゲボスが、FIMモトクロス世界選手権(500cc)で優勝(マシン: RC500)
1989: ジャン・ミッシェル・バイルが、FIMモトクロス世界選手権(250cc)で優勝(マシン: RC250)
1989: デビッド・ソープが、FIMモトクロス世界選手権(500cc)で優勝(マシン: RC500)
1990: エリック・ゲボスが、FIMモトクロス世界選手権(500cc)で優勝(マシン: RC500)
1991: トランパス・パーカーが、FIMモトクロス世界選手権(250cc)で優勝(マシン: RC250)
1991: ジョルジュ・ジョベが、FIMモトクロス世界選手権(500cc)で優勝(マシン: RC500)
1992: グレッグ・アルバーティンが、FIMモトクロス世界選手権(125cc)で優勝(マシン: RC125)
1992: ジョルジュ・ジョベが、FIMモトクロス世界選手権(500cc)で優勝(マシン: RC500)
1993: グレッグ・アルバーティンが、FIM 250モトクロス世界選手権(マシン: RC250)で優勝
1994: マルカス・ハンソンが、FIMモトクロス世界選手権(500cc)で優勝(マシン: RC500)
1995: アレッサンドロ・プツァールが、FIMモトクロス世界選手権(125cc)で優勝(マシン: RC125)
1996: ステファン・エバーツが、FIMモトクロス世界選手権(250cc)で優勝(マシン: RC250)
1997: ステファン・エバーツが、FIMモトクロス世界選手権(250cc)で優勝(マシン: RC250)
1999: フレデリック・ボレーが、FIMモトクロス世界選手権(250cc)で優勝(マシン: RC250)
2000: フレデリック・ボレーが、FIMモトクロス世界選手権(250cc)で優勝(マシン: RC250)
2001: CR500Rの最終シーズン
2002: CRF450Rを発表
2003: CR80RがCR85Rになる
2004: CRF250Rを発表
2007: CR85R、CR125R、CR250Rの最終シーズン
2007: CRF150Rを発表
2015: ティム・ガイザーが、FIM MX2世界選手権で優勝(マシン: CRF250R)
2016: ティム・ガイザーが、FIM MXGP世界選手権で優勝(マシン: CRF450R)
2019: ティム・ガイザーが、FIM MXGP世界選手権で優勝(マシン: CRF450R)
2020: ティム・ガイザーが、FIM MXGP世界選手権で優勝(マシン: CRF450R)