MXGP Race 2
MXGP 2022
Round 11

MXGP ガイザーがポディウム最上段にカムバック。7度目の総合優勝(1-2)で首位独走

de Teutschenthal

モトクロス世界選手権第11戦が、ドイツのトイチェンタルで行われました。ポイントリーダーのティム・ガイザー(Team HRC)は、サルデーニャGPで体調を崩して以来ポディウムから遠ざかっていましたが、スペイン、フランスを経てコンディションも回復し、相性のいい当地で総合優勝(1-2)を果たしました。

MXGP ガイザーがポディウム最上段にカムバック。7度目の総合優勝(1-2)で首位独走

ガイザーは土曜日から絶好調で、タイムドプラクティスと予選レースでトップになりました。トイチェンタルは、ホールショットを取るためにゲートピックが重要な要素となるコースの一つなので、最もイン側を選択できたことがガイザーに自信を与えました。予選レースではミッチェル・エバンス(Team HRC)が5位、ルーベン・フェルナンデス(Honda 114 Motorsports)が7位とシングルフィニッシュをそろえており、決勝での好成績が期待できました。

決勝レース1では、ガイザーが狙い通りのホールショットを奪いました。フェルナンデスはスタート6番手、エバンスは10番手から上位陣を追いかけました。前半のうちに独走状態となったガイザーは、その後リードを10秒まで広げました。レースを支配したガイザーは、終盤になると安全策によるペースダウンをしながら、パウルス・ジョナス(ハスクバーナ)を振り切り優勝。フェルナンデスは、ホルヘ・プラド(ガスガス)の転倒によりポジションが上がり、終盤14周目に自己ベストラップを更新するスパートで5位をゲットしました。エバンスは9位でゴールしました。

レース2では、ガイザーが2番手、フェルナンデスが4番手、エバンスが6番手で1周目をクリアしました。リーダーのジェレミー・シーワー(ヤマハ)から少しずつ離され、単独2番手走行になるとガイザーは、総合優勝を目指す作戦に切り換えペースを制御しました。フェルナンデスとエバンスは、前後のライダーと接戦を繰り広げながらも、変動がないまま5-6位でフィニッシュ。エバンスは今季ベストの総合7位(8-6)を獲得しました。

総合優勝(1-2)を決めたガイザーは、4戦ぶりにポディウム復帰を果たしました。シリーズランキング上では、マキシム・ルノー(ヤマハ)が予選レース中の負傷でDNSとなったため、2位にはシーワーが浮上。首位ガイザーのポイントリードは、101点に広がっています。

MX2 ルビーニがオーバーオール8位(8-8)をゲット

前戦フランスGPのMX2でリタイアを喫したハコン・フレドリクセン(Honda 114 Motorsports)は、大柄な体格にマッチする450への乗り換えを決断し、今大会への出走を見合わせました。MXGPクラスのデビュー戦は、チェコGPを予定しています。

MX2レース1では、中央付近のグリッドを選んだステファン・ルビーニ(Team Ship to Cycle Honda SR Motoblouz)が、11番手でスタートしました。9番手に浮上した後は、前を行くケビン・ホルグモ(カワサキ)を僅差で追走しましたが、6周目に転倒を喫して後退。終盤15周目に前方でクラッシュがあり、ルビーニは8位をゲットしました。

レース2では、やや出遅れスタート15番手だったルビーニですが、1周目で12番手まで浮上。レース中盤になるとルビーニが、カイ・ドボーフ(ハスクバーナ)を皮切りにパッシングを敢行し、8位でチェッカーを受けました。


Tim Gajser
Tim Gajser 243
Team HRC
常勝街道に戻って来ることができてよかった。ホールショットを取れたことも収穫でした。今大会のコースを心から楽しめました。それは私の走りに表れていたでしょう。全セッションで最速だったし、決勝では両レースでファステストラップも記録したので、今大会を締め括るには総合優勝(1-2)で十分でした。ポイントリードが100点以上に広がったのは期待していた以上だったので、チームスタッフそして、今日が誕生日だったガールフレンドのシュペラに感謝しなければなりません。我々は毎レース必死に取り組んでいますが、みんなのサポートなしにはできないことです

Mitch Evans
Mitch Evans 43
Team HRC
今回はシーズン最高得点を獲得できたので、ことのなりゆきにとても満足しています。トータルでシーズンベストだったリザルトは、レース1で8位、レース2で6位だったのですが、どちらもトップ10内のシングルフィニッシュで、総合でも5位からそれほど離されていません。スタートが大事だと思っていたので助かりましたが、レース中はずっとバトルを続け、どのポジションでも戦えたのがよかった。この先にはもっと上達するための日々があり、もっと好成績が控えているだろうと信じています

Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image


レポート公開日
戻る