ラトビアGP予選レースでガイザーがトップフィニッシュ
6月8日(土)、ケグムスで開催されたモトクロス世界選手権(MXGP)第9戦ラトビアGPの予選レースで、ティム・ガイザー(Team HRC)が今季4度目の予選勝利を挙げ、総合ランキング首位との差を1ポイントに縮めました。
ガイザーはケグムスサーキットのレイアウト変更にもすぐに慣れて、タイムドプラクティスでは1秒以上の差をつけてファステストラップをマーク。予選レースでも終始リードを保って相応のトップフィニッシュを果たしました。
2024年のMXGPクラスでは、ここまで激しい戦いが繰り広げられています。明日の決勝を前に、ガイザーは総合ランキング首位を取り戻せませんでしたが、今日の予選レースで最多得点の10ポイントを獲得。明日の総合成績で2ポイント以上の差をつけて勝利すれば、ポイントリーダーの証しであるレッドプレートを奪回できます。
この日のガイザーは、タイムドプラクティスでライバルが誰も太刀打ちできないほどのラップを記録し、順調なスタートを切りました。その結果、予選レースで重要なカギとなる1番目のゲートピックを獲得。イン側のポジションを最大限に利用し、第1コーナーでホールショットを奪いました。大きく変わったケグムスのコースでトップを走り、独走とはならなかったものの、後続のライダーの反撃を封じ込めるには十分な差を保つことができました。3秒以上のリードでフィニッシュしたガイザーは、精神的にも体力的にも力強い走りに手応えを感じており、決勝に向けて準備万端です。
降雨の可能性も伝えられていますが、ガイザーはどんなコンディションにも対応できる能力を証明しているため、サンド路面がドライでもウエットでもトップ争いに挑み、今季2度目の総合優勝を狙っていくことでしょう。
MX2 ザンキが予選9番手でポイント獲得
ラトビアGPの予選レースに出走したフェルッチョ・ザンキ(Team HRC)は、激戦のMX2クラスで9位フィニッシュを果たしました。レース中は終始ライバルが前後にいましたが、ケグムスのサンドコースで快走を続け、シリーズポイント2点を獲得しました。
Honda CRF250Rを駆るザンキは、最近の10レース中9レースでトップ10に入り、貴重なポイントを獲得しています。明日は今大会の総合成績にカウントされる決勝が2レースあるので、総合ランキングのトップ10に近づくチャンスがあります。非常に競争の激しいMX2クラスにフル参戦デビューして1年目ですが、ザンキはすばらしい活躍をみせています。
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