Qualifying
MXGP 2024
Round 1

アルゼンチンGPの予選レースでガイザーがトップフィニッシュ

ar Villa La Angostura

ティム・ガイザー(Team HRC)が、パタゴニア・アルゼンチンGPの予選レースで勝利を収め、最大の10ポイントを獲得。狙い通りのかたちで2024シーズンの好スタートを切りました。チームメートのルーベン・フェルナンデス(Team HRC)は、残念ながら第1コーナーでアクシデントに巻き込まれてリタイアしましたが、医師の診断を経て現地時間の明日3月10日(日)に決勝への出走を試みるつもりです。

アルゼンチンGPの予選レースでガイザーがトップフィニッシュ

モトクロス世界選手権(MXGP)2024シーズン開幕戦、土曜最初のフリープラクティスでは、フェルナンデスが2番手、ガイザーが4番手のタイムを記録し、好調な滑り出しをみせました。その後のタイムドプラクティスでは、ガイザーが3番手に、フェルナンデスが4番手にそれぞれ入り、午後に行われる予選レースのゲートピックを獲得しました。昨年同様、予選レースにはシリーズポイント(1位=10…10位=1)が付与されますが、GP(大会)ごとの総合順位にはカウントされません。

両ライダーは、プレシーズンのレースで絶好調だった新型のHonda CRF450Rを駆って、予選レースに出走しました。ゼッケン243のガイザーは、その開幕前からの勢いを踏襲した爆発的なスタートを決め、第1コーナーでトップに躍り出ました。その後は決して振り返ることなく、順調にリードを築き上げたガイザーは、トップで今シーズン初めてのチェッカーを受けました。2023年の最終戦優勝の勢いを維持して、MXGP世界タイトルを4回獲得してきた好調ぶりが復活したのは、とても喜ばしいことです。

また第1コーナー時点ではガイザーの背後にフェルナンデスがつけていましたが、ほかのライダーとの接触によりコースアウトし、レースに復帰せず医務室へ向かいました。検査と診断を受けたフェルナンデスは、明日の体調を見た上で決勝レースに出走できるか判断する予定です。当地で大人気のフェルナンデスにとって、昨年この大会で成し遂げた優勝を再現しようという意気込みがくじかれたかたちです。しかし、彼のモチベーションは非常に高いので、むしろダメージをコントロールする練習として利用し、スタートラインに並ぶためにあらゆる手を尽くすでしょう。

明日は午前中にコース状況の確認を兼ねたウォームアップ走行があり、13時15分からレース1、16時10分からレース2が行われます。今大会の総合成績は、2レースのポイント(1位=25…20位=1)合計によって決定されます。さらに決勝の総合得点に予選のポイントが加算され、シリーズポイントリーダーとなったライダーには、レッドプレートが授与されます。

MX2 ルーキーのザンキが追い上げの末にポイント獲得

フェルッチョ・ザンキ(Team HRC)が、MX2グランプリ参戦を開始し、18番手から追い上げて10位でチェッカーフラッグを受けました。若きイタリア人のライダーが、次から次へとパッシングを繰り出す姿はすばらしいもので、彼自身にとっても明日の決勝2レースへの自信となるはずです。

ゼッケン73のザンキは、フリープラクティスでは13番手でしたが、タイムドプラクティスでは6番手まで躍進しました。残念ながら予選レースでは、そのゲートピックを活かせなかったものの、1ポイント獲得できたことは堅実なスタートであり、明日の決勝レースで頼れるものになることは確かです。


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Tim Gajser
Tim Gajser 243
Team HRC
ニューシーズンをこのように始めることができて、とてもうれしいです。勝てばいつだっていい気分ですが、これは今年も数多くある中の最初のレースに過ぎません。うれしいことは確かですがその半面、明日を含めた残りのシーズンに備え、このレベルをキープできるように努めなければならないことも認識しています。雨が降ったのでコースコンディションが荒れて凸凹になり、ジャンプの飛び出しにはわだちができてトリッキーでしたが、それは誰にとっても難しいイコールコンディションでした。コース整備で少し修正してもらえたら、明日は総合優勝を狙えそうです

Rubén Fernández
Rubén Fernández 70
Team HRC
フリープラクティスとタイムドプラクティスで好タイムを記録できたし、一日中好調でした。予選レースのゲートピックは4番目でしたが、第1コーナーでほかのマシンと接触してコースアウトしてしまいました。マシンを起こそうと踏ん張った時、すぐ足に痛みを感じたので、しばらく横になって救護班を待ちました。結果的には大丈夫そうだったので、パドックまで走って戻り、医務室で診てもらいました。明日コースインする際に様子を見るつもりですが、ぜひともレースに出てポイントを獲得したいと思います

Ferruccio Zanchi
Ferruccio Zanchi 73
Team HRC
厳しかったけれど、楽しい一日でした。ご存じのように、Team HRCのフルタイムMX2ライダーとして初めてのグランプリだったので、あまり自分自身にプレッシャーをかけないようにして、うまく走ろうと思っていました。フリープラクティスとタイムドプラクティスでは好結果を出せたのですが、予選レースではベストスタートを切ることができず、序盤でいくつかミスしたこともあって、一時は18番手まで後退してしまいました。それでもポジションを取り戻せる自信があったので、すぐにいいリズムをつかんで、毎周ライダーを追い抜けるようになりました。追い上げ中はポイント圏内のトップ10を目指し、パッシングを繰り返しました。もっと上位に入りたかったことはもちろんですが、それでもなかなかいい立ち直りだったし、明日は今大会の総合成績にカウントされるもっと長いレースなので、とても楽しみです


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