レッドプレートを装着したガイザーがガリシアGPの予選レースを2位で通過
5月11日(土)、モトクロス世界選手権(MXGP)第6戦ガリシアGPの予選レースが行われました。
ティム・ガイザー(Team HRC)は、トップと僅差の0.6秒ビハインドで2位に入り、開幕からの好成績を維持しました。スペイン北西に位置する自治州の1つ、ガリシアにあるルーゴ・サーキットはMXGP初開催。ライダーにとって新鮮な大会となりました。ガイザーは先週のポルトガルGPで深いマディを攻略してきましたが、今大会のような通常のコンディションでも非常に高いレベルの走りを披露しました。
ガイザーはフリープラクティスでファステストラップを出すと、その後のタイムドプラクティスでは、トップからわずか0.058秒差のラップタイムをマーク。ここで獲得した2番目のゲートピックを活かし、予選レース(20分+2周)では第1コーナーのイン側を突いてトップに立ちました。しかし序盤の数周は激しいバトルが続いたため、ガイザーは十分なリードを広げられず、レース中盤にはトップの座を明け渡さなければなりませんでした。それでも入れ替わったリーダーのライン取りを把握すると、ラストスパートでプッシュ。僅差の2位フィニッシュで9ポイントを加算し、ランキング首位の証しであるレッドプレートをしっかり守りました。
12日(日)は今大会の総合成績にカウントされる決勝(30分+2周)が2レース行われます。土曜日より少し曇りがちと予想される空の下で、ガイザーは磨かれたスタートを武器に総合優勝し、激戦のMXGPクラスのリードを広げるつもりです。
MX2 ザンキが4戦ぶりにカムバック
負傷により3大会を欠場したフェルッチョ・ザンキ(Team HRC)が、MX2クラスの戦列に復帰しました。Honda CRF250Rを駆ってゲートから飛び出し、あと少しでホールショットが取れそうな好スタートを披露。予選レースの前に行われた2回のプラクティスセッションで好タイムを出し、実戦から離れていても持ち前のスピードを失っていないことを示しました。予選レースでは、スタートからフィニッシュ直前まで3番手をキープした後、ラスト2周で4位になりました。
ザンキにとっては今シーズンのベストリザルトとなり、明日の午後に行われる決勝2レースに向け、スピードとフィジカルの両面で大きな自信になることでしょう。
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