Race 2
MXGP 2024
Round 6

ガリシアGPの厳しさの中で、ガイザーがチャンピオン争いにとどまる

es Lugo

5月12日(日)、モトクロス世界選手権(MXGP)第6戦ガリシアGPの決勝がルーゴ・サーキットで行われました。

ガリシアGPの厳しさの中で、ガイザーがチャンピオン争いにとどまる

ティム・ガイザー(Team HRC)は、開幕以来のMXGP連続表彰台をキープするためにベストを尽くしましたが、レース2で非常に印象的なスパートをみせながらもあと一歩のところで記録継続を逃しました。それでも、ガイザーは今シーズンのタイトル争いにおいていまだ好位置につけています。

土曜日の予選レースを2位で終え、2番目のゲートピックを得て決勝に臨んだガイザーは、両レースとも第1コーナーで閉め出されてしまい、その後に続く数コーナーで激しいバトルを強いられました。レース1では巧みなさばき方で3番手に上がりましたが、直後のミスによって12番手まで後退。そこからは抜きにくいコースを攻略して表彰台を目指し、ガイザーは6位まで追い上げてフィニッシュしました。

続くレース2の第1コーナーをトップ10辺りでクリアすると、チャンピオンシップを争うライバルたちを次々にかわして3番手まで浮上し、逃げようとする2台を追いかけました。そして、ガイザーはファステストラップを刻みながら先行車をパスして2番手に浮上。トップを照準に捉えました。しかし、周回を重ねるごとに詰め寄り、その差が1秒になってトップに躍り出る準備が整ったその時、ガイザーは小さなミスによって逆にポジションを失ってしまいました。

3位でフィニッシュラインを通過したガイザーは、レースの結末には落胆したかもしれませんが、難しいルーゴ・サーキットで披露したスピードとパッシングセンスについては、誇りに思うことでしょう。幸いシリーズは来週フランスに移動します。フランスGPの会場、サンジャンダンジェリの丘陵コースは、2022年シーズンの第17戦シャラント・マリティームGPでガイザーが優勝したところであるため、今大会の結果についてくよくよ考える必要はありません。

MX2 ザンキが復帰戦をコンスタントにまとめる

今大会からMX2クラスに復帰したフェルッチョ・ザンキ(Team HRC)は、実戦から離れていたブランク期間を考えると、非常にいい結果を残しました。予選レース4位。レース1で11位、レース2では10位に入り、総合10位の成績とシリーズポイントを獲得しました。

グランプリを何戦か欠場することは、特にルーキーにとって決して楽なことではありません。しかしザンキは、普段と変わらない様子で復帰し、予選レースにおいては本来のスピードが失われていないことを示しました。今日の決勝は両方とも長いレースで、ザンキにとって厳しい挑戦となりましたが、それでも彼自身の持ち味を活かし、トリッキーなコースで安定した走りを披露しました。今は次戦フランスGPに向けて、モチベーションを高めています。


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Tim Gajser
Tim Gajser 243
Team HRC
レース2の終盤と今週末全体の成り行きについて、がっかりしていることは確かです。もっと乗れていた実感があるものの、それが結果には表れていません。でも、モトクロスとはそういうものであり、うまくいかないこともあります。レース2でのスピードは本当に気持ちがよくて、ファステストラップを記録するほどの速さでした。スタートの9番手付近から2番手まで上がり、リーダーにも追いつきましたが、残念ながら大事な局面でフロントを滑らせて転倒してしまいました。それでもチャンピオンシップは長い道のりで、自分はいいポジションにつけているし、この先には相性のいいコースも控えています

Ferruccio Zanchi
Ferruccio Zanchi 73
Team HRC
スターティングゲートが下がり、レースに戻ることができました。アクションの真っただ中に戻ってこられてよかったです。スピードの面で現在の自分のポジションを公平に反映している総合10位(11-10)という結果は、これからの巻き返しを図るスタート地点を示しています。我々はいいことをたくさんしてきたし、チーム全員の働きに感謝しています。次戦フランスGPではもっと成績を上げられるように頑張ります


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