MXGP Race 2
MXGP 2021
Round 5

ガイザー苦戦(2位-15位)も、レッドプレートを維持

cz Loket

モトクロス世界選手権第5戦が、チェコのロケットで開催されました。

ガイザー苦戦(2位-15位)も、レッドプレートを維持

先週のオランダGPが行われたオスは、多くのライダーにとって経験値の低いサンドコースでしたが、このロケットは誰もが慣れ親しんでいる会場です。アップダウンに富むレイアウトは、パッシングの難しさが指摘されてきましたが、ティム・ガイザー(Team HRC)にとっては祖国スロベニアから遠征してくるファンが多く、ホームグランプリと呼べるラウンドになります。

レース1では、イン側6番目のゲートを選んだガイザーが、1コーナーを3番手でクリアしました。1周目に2番手に浮上したガイザーは、トップのホルヘ・プラド(KTM)をぴったりとマーク。6周目にはベストラップタイムを出しながら、ガイザーの追撃が続きました。小雨が降ったり止んだりという空模様の下、コースコンディションの悪化はそれほどではなかったものの、繊細なマシンコントロールが要求される状況に。ガイザーは最終ラップで0.5秒差まで追い詰めましたが、プラード攻略には至らず、2位でフィニッシュしました。

レース2のガイザーは、スタート5番手からグレン・コルデンホフ(ヤマハ)を抜き、2周目から4番手を走行しました。ガイザーには前を行くトップ3に迫るスピードがありましたが、5周目の転倒で22番手まで後退。さらにクラッチレバーを修理するためのピットインで1分以上ロスし、28番手からの追い上げを強いられました。14周目には得点圏内のトップ20まで到達したガイザーは、残り4周の間に15位まで浮上。貴重な6ポイントを加算しました。この結果ガイザーは、2位に11ポイント差でレッドプレートをキープしています。


Tim Gajser
Tim Gajser 243
Team HRC
今日のレース1は、自分の乗り方に満足していたし、2位でフィニッシュできてよかったと思います。レース2では手堅くスタートしたあと、早めに仕掛けて4番手まで浮上したのですが、5周目に転倒してしまいました。運悪くクラッチレバーがハンドガードに食い込んで使えなくなり、ピットインする必要がありました。修理してレースに復帰したときは、最後尾近くまでポジションを失っていました。ライディング的には乗れていたし、15位までばん回できたことは幸いです。もちろん総合的にはガッカリしていますが、それでもチャンピオン争いをリードしているので、あまり気にせず来週のロンメルを目指します



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