Qualifying
MXGP 2025
Round 17

ガイザー、オランダのサンドコースで好走

nl Arnhem

肩のケガから復帰したHonda HRCのティム・ガイザーは、オランダのアルンヘムのサンドコースで行われた予選レースで5位フィニッシュを果たし、復帰後の好調を維持しました。

ガイザー、オランダのサンドコースで好走

肩のケガから復帰したHonda HRCのティム・ガイザーは、オランダのアルンヘムのサンドコースで行われた予選レースで5位フィニッシュを果たし、復帰後の好調を維持しました。チームメイトのルーベン・フェルナンデスもガイザーに続いて8位でフィニッシュ。2人は柔らかい砂地の路面で強さを発揮し、ポイントがかかる明日の決勝レースでのさらなる上位進出に期待を抱かせました。

ガイザーはフリープラクティスで2番手のタイムを記録。続くタイムドプラクティスでも3番手タイムをマークし、序盤から高いスピードを見せつけました。有利なゲートピックにより、予選レースはスムーズな展開となり、Honda CRF450Rを駆るガイザーは第1コーナーを2番手で通過しました。その後ゴールまでテクニカルなコースでの激しいポジション争いが続きましたが、最終的に5位でフィニッシュ。明日のレースでのさらなるポイント獲得に向けて、好位置につけました。この段階では1周1周が貴重な経験となる中、復帰わずか2戦目にしてチャンピオンシップ上位陣と競り合えていることは非常にポジティブです。シーズン残り3戦への期待を大いに膨らませる内容でした。

前回のスウェーデンで開催されたモトクロス世界選手権(MXGP)のモト2で苦戦したフェルナンデスでしたが、今回はスピードの面での好調さがうかがえました。フェルナンデスはプラクティスセッション2本を通してようやく感触をつかんだ様子でしたが、予選レースが始まると一転して明らかに勢いづきました。すぐに追い上げを見せたフェルナンデスは、チェッカーフラッグを受ける頃には8位までポジションを上げていました。明日の決勝レースは長丁場となるため、CRF450Rを駆るフェルナンデスにとっては、さらに上の順位を目指すチャンスになります。また、今回のゲートピックが良くなったことで、上位陣の近くからスタートし、そのまま食らいつく走りが見られることを期待しています。

MX2クラスに出場したバレリオ・ラタも、今回さらにポジティブな兆しを見せました。フリープラクティスで5番手、タイムドプラクティスでは10番手タイムを記録する安定したパフォーマンスを披露。続く予選でも好スタートを決めたラタは、序盤、トップ5に迫る位置をキープしていましたが、レースが進むにつれて徐々にポジションを落としてしまいました。それでもポイント圏内でフィニッシュし、自信につながる結果を残せそうに見えたところ、終盤に小さな転倒を喫し、13位まで後退してしまいました。手にしかけたポイントを逃し、悔しさの残るフィニッシュとなりました。若手のラタにとって残念な結果とはなりましたが、日曜の2レースで巻き返しを図り、今季最後のヨーロッパGPを良い形で締めくくるチャンスは残っています。


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Tim Gajser
Tim Gajser 243
Honda HRC
今日はトリッキーな路面ではありましたが、自分の走りには満足しています。太陽の光と影の影響で、バンプやわだちが見えにくかったですが、良いペースを保って上位で走れることを示せたと思います。大きなミスを避けることを意識し、それに関してしっかり実行できました。そのあとはそのままトップライダーたちに食らいついていくだけで、その点も悪くなかったと思います。上位のポジションで走れてよかったですし、明日もさらに良い走りができると思います。

Rubén Fernández
Rubén Fernández 70
Honda HRC
今日のスタートはうまくいかず、フリープラクティスとタイムドプラクティスのどちらでも良いタイムが出せませんでした。17番目のゲートピックだったので苦戦することを覚悟していましたが、スタートでいい飛び出しができ、序盤からトップ10にすぐ近い位置で走れました。そこから順位を上げて最終的に8位でフィニッシュできたのは良かったです。スピードも良く、強気でいれたので満足しています。明日はゲートピックが良くなり、速いライダーたちにさらに近い位置からスタートできるので、そこからいいポイントを取れると思います。

Valerio Lata
Valerio Lata 18
Honda HRC
ゴール数周前の終盤にミスをしてトップ10圏外に落ちてしまい、とても悔しいです。最近の中では良い走りができていたので、安定したリズムを保ちながら、コースとケンカせず、流れに乗って走ることを意識していました。タイムドプラクティスのラップタイムも悪くなく、その後のレースでは好スタートを切って、前半は6番手を走っていました。終盤の数ラップは路面が荒れ、厳しくなることを知っていた中で、そこそこのタイムで走れていたのですが、あのミスで流れが崩れてしまいました。明日もいいスタートを切って、ミスなく走り切ることに集中すれば、良い1日になると思います。

Marcus Pereira de Freitas
Marcus Pereira de Freitas
Honda HRC
今日は3人とも安定した内容でした。ティムは復帰からすぐに調子を戻しており、すべてのセッションで強さを見せてくれました。予選レースではチャンピオン争いをしているライダーたちと互角に戦っていて、まるでブランクがなかったかのようでした。非常に心強く、明日のレースにも期待が持てます。ルーベンもセッションごとに調子を上げていて、レーススピードは特に印象的でした。明日の長丁場のモトでは、トップ5に絡める可能性に期待しています。バレリオは、残念ながら終盤のクラッシュでポイント獲得はなりませんでした。今回の結果は単にポイント獲得のチャンスを失っただけでなく、彼の自信にとっても痛手でした。これまで本当に努力を重ねてきただけに、報われてほしかったレースでした。とはいえ、彼にはまた明日、挽回のチャンスが残っています。


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