Qualifying
MXGP 2024
Round 12

ガイザーがロンボクGPの予選レースで2位に入り、ポイントリードを広げる

id Lombok

7月6日(土)、モトクロス世界選手権(MXGP)第12戦の予選レースがインドネシア・ロンボク島のセラパランサーキットで行われ、ティム・ガイザー(Team HRC)が2位に入りました。CRF450Rを駆るガイザーはホールショットを奪ってレースの大部分をリードし、ラスト3周の局面でトップを明け渡したものの2位でチェッカーを受けて、総合ランキング首位のポイントリードを24点に広げました。

ガイザーがロンボクGPの予選レースで2位に入り、ポイントリードを広げる

2戦連続開催となったセラパランサーキットは、先週とは逆回りのレイアウトに様変わりしていましたが、ガイザーは早い段階で順応しました。そのほかにもコースデザインのマイナーチェンジがありましたが、ライダー全員から好評を受けています。週の半ばに降った雨のおかげで走り出しから路面状況はよく、ガイザーはプラクティスセッションの段階でコツをつかんでいました。

タイムドプラクティスで得た2番目のゲートピックを最大限に活かし、ガイザーは予選レースでホールショットを獲得。後方集団に大差をつけてラインを通過し、独走態勢を築きにかかりました。レース中盤までは順調に走っていましたが、前戦と同様の難しい路面に苦戦し、後方からプレッシャーを受けるようになりました。残り3周で2番手に下がり、そのままフィニッシュ。タイトルを争うホルヘ・プラド(ガスガス)が4位だったため、総合ランキングでのポイントリードは2点広がりました。

明日の2回の決勝では、この予選で得た2番目のゲートピックを活用して好スタートを決めたいところ。最近はスタートが好調なので、ロンボクGPの総合優勝に向け、自信を持ってレースに臨みます。

なお、スポット参戦中の大倉由揮は予選レース14位で決勝進出を果たしています。

MX2 ザンキは最後尾から追い上げ予選レース15位

MX2クラスに参戦しているフェルッチョ・ザンキ(Team HRC)は、予選レース1周目のクラッシュで6番手から最後尾まで転落した後、15位まで追い上げてフィニッシュしました。期待できるレースに見えただけに残念な転倒でしたが、ザンキは気持ちをリセットしてチェッカーを受けるまでにポジションをばん回しました。

ザンキは先週、アウト側のゲートからでも好スタートが切れることを証明しました。CRF250Rのパワーと彼の持つスピードを最大限に活用できれば、決勝でトップ10入りを争えるでしょう。それが明日のレースにおける焦点になりますが、トップ5入りに近づく本当のチャンスを得るためには、最初の数ラップをトラブルなく乗りきることも必要です。


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Tim Gajser
Tim Gajser 243
Team HRC
レース終了間際にリードを奪われるのはちょっと悔しいですが、自分の走りには全体的に満足しているし、感触も先週より上々でした。スタートにもとても満足していて、それはチームスタッフ全員の努力のおかげです。この勢いをキープしてホールショットを取り続けたいと思っています

Ferruccio Zanchi
Ferruccio Zanchi 73
Team HRC
またしても1周目にクラッシュしてしまい、いいリザルトを残せそうなチャンスを台無しにしてしまったのが残念でなりません。今シーズンの課題として改善が必要です。予選中のラップタイムはトップ10に入れるほどよかったので、その点に関しては励みになりますが、もっと好成績を出せる自信があります。とても充実しているインドネシア遠征を好成績で締めくくりたいと思います


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