ガイザーがロンボクGPの予選レースで2位に入り、ポイントリードを広げる
7月6日(土)、モトクロス世界選手権(MXGP)第12戦の予選レースがインドネシア・ロンボク島のセラパランサーキットで行われ、ティム・ガイザー(Team HRC)が2位に入りました。CRF450Rを駆るガイザーはホールショットを奪ってレースの大部分をリードし、ラスト3周の局面でトップを明け渡したものの2位でチェッカーを受けて、総合ランキング首位のポイントリードを24点に広げました。
2戦連続開催となったセラパランサーキットは、先週とは逆回りのレイアウトに様変わりしていましたが、ガイザーは早い段階で順応しました。そのほかにもコースデザインのマイナーチェンジがありましたが、ライダー全員から好評を受けています。週の半ばに降った雨のおかげで走り出しから路面状況はよく、ガイザーはプラクティスセッションの段階でコツをつかんでいました。
タイムドプラクティスで得た2番目のゲートピックを最大限に活かし、ガイザーは予選レースでホールショットを獲得。後方集団に大差をつけてラインを通過し、独走態勢を築きにかかりました。レース中盤までは順調に走っていましたが、前戦と同様の難しい路面に苦戦し、後方からプレッシャーを受けるようになりました。残り3周で2番手に下がり、そのままフィニッシュ。タイトルを争うホルヘ・プラド(ガスガス)が4位だったため、総合ランキングでのポイントリードは2点広がりました。
明日の2回の決勝では、この予選で得た2番目のゲートピックを活用して好スタートを決めたいところ。最近はスタートが好調なので、ロンボクGPの総合優勝に向け、自信を持ってレースに臨みます。
なお、スポット参戦中の大倉由揮は予選レース14位で決勝進出を果たしています。
MX2 ザンキは最後尾から追い上げ予選レース15位
MX2クラスに参戦しているフェルッチョ・ザンキ(Team HRC)は、予選レース1周目のクラッシュで6番手から最後尾まで転落した後、15位まで追い上げてフィニッシュしました。期待できるレースに見えただけに残念な転倒でしたが、ザンキは気持ちをリセットしてチェッカーを受けるまでにポジションをばん回しました。
ザンキは先週、アウト側のゲートからでも好スタートが切れることを証明しました。CRF250Rのパワーと彼の持つスピードを最大限に活用できれば、決勝でトップ10入りを争えるでしょう。それが明日のレースにおける焦点になりますが、トップ5入りに近づく本当のチャンスを得るためには、最初の数ラップをトラブルなく乗りきることも必要です。
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