ガイザーがイタリアGPの予選レースで圧勝しポイントリードを広げる
6月15日(土)、モトクロス世界選手権(MXGP)第10戦イタリアGPの予選レースがマッジョーラで行われ、ティム・ガイザー(Team HRC)がマディコンディションの中で圧倒的なパフォーマンスをみせ、トップフィニッシュを果たしました。ドイツGP、ラトビアGPに続く予選3連勝によって、総合ランキング首位のガイザーはリードを9ポイントに拡大しました。
予選レースに先立って行われたタイムドプラクティスで、ガイザーは2番手に4秒差をつけるラップタイムを記録し、1番目のゲートピックを獲得しました。迎えた予選レースでは、そのアドバンテージを活用して見事なホールショットを決め、才能あふれるライダーたちがひしめくMXGPクラスのトップに立ちました。1周目を消化した時点ですでに10秒もの大差を築くと、4周後には23秒にまでリードを拡大。勝利を確信した余裕の走りをみせて、33秒差の独走状態でチェッカーフラッグを受けました。朝からの雨をたっぷり含んだコースでしたが、ガイザーはわだちや滑りやすいコーナーを完ぺきに攻略し、今シーズンで最も印象的なライディングを披露しました。
レース後にも雨が降りましたが、決勝日の朝がどんな天候になろうともガイザーの高いモチベーションに変わりはないでしょう。彼はHonda CRF450Rと完全にシンクロしており、決勝日もライディングを楽しみながら、上位に進出することが期待されます。
MX2 ザンキが予選3番手のベストフィニッシュ
MX2クラスでHonda CRF250Rを駆るフェルッチョ・ザンキ(Team HRC)は、タイムドプラクティスでトップタイムを記録し、予選レースでは今季ベストの3位を獲得しました。コースに飛び出した瞬間から快調だったザンキは、地元イタリアのファンから声援を受け、コース序盤のコンディションが難しい中でもすばらしいラップタイムを記録しました。
予選レースはコースが少し乾いた状態でスタートし、ザンキは1番目のゲートピックを活かして第1コーナーを2番手でクリアしました。トップスリーが後続集団を引き離す展開の中で、ザンキは周回遅れのライダーたちの影響で3番手に下がりましたが、フィニッシュの段階で4番手のライダーに1分以上の差をつけていました。ザンキは明日の決勝でも好スタートを2回決めて、今シーズン最高の総合成績を収めたいと願っています。
HRC公式Instagramで最新情報をチェック!
https://www.instagram.com/hondaracingcorporation/