MXGP Race 2
MXGP 2021
Round 9

ガイザーが今季5勝目を挙げポイントリードを拡大

tr Afyonkarahisar

モトクロス世界選手権第9戦アフィヨンGPが、トルコで開催されました。同一会場におけるダブルヘッダーの2戦目、中2日での実施となります。ティム・ガイザー(Team HRC)は、前戦トルコGPと同様にレース2を制し、今大会は総合2位(3位-1位)のポディウムに登壇。シリーズポイントリードを広げました。

ガイザーが今季5勝目を挙げポイントリードを拡大

アフィヨンはトルコ西部の内陸の町で、中心街から離れた造成地にあるモータースポーツセンターの周囲には、サッカー場や宿泊施設なども完備されています。今大会が行われた9月8日は、ガイザーの誕生日(25歳)だったこともあって、記念すべきグランプリになりました。

レース1のガイザーはイン側から3番目のゲートを選びましたが、スタート時に他車と接触して9番手と出遅れました。1周目の上位陣は、ホルヘ・プラド(KTM)、ロマン・フェーヴル(カワサキ)、ジェフリー・ハーリングス(KTM)、そして4番手まで浮上したガイザーが続きます。5周目にはトップのプラドが転倒し、ガイザーは3番手。前を行くハーリングスとは1秒を切る僅差で、延々とデッドヒートが繰り広げられました。中盤以降は背後に迫るアントニオ・カイローリ(KTM)も含め、4台による接戦となりましたが、最終ラップにトップのフェーヴルが転倒し、ガイザーは2番手にアップ。ところがカイローリに抜かれてしまい、ガイザーは3位でフィニッシュしました。

レース2では、プラド、ハーリングスに続き、ガイザーが3番手で1周目をクリアしました。序盤はバランスを崩してタイムロスもありましたが、コーナーでアウト側のラインを多用しながらリズムに乗ったガイザーは、三つ巴のトップ争いを勝ち上がっていきます。10分すぎにハーリングスを抜いたあと、9周目にはプラドを攻略。レースリーダーとなったガイザーは、ほぼ毎周ベストラップを更新する勢いで、2番手に上がってきたハーリングスの追撃を退けました。終盤8秒強のマージンを確保したガイザーが、今シーズン5度目のトップチェッカー。総合表彰では2位をゲットしました。

ポイントリーダーのガイザーは、今回のトルコ遠征に13点のアドバンテージを持って臨みましたが、当地における4レースでリードを28点に増やし、手堅くレッドプレートをキープしています。


Tim Gajser
Tim Gajser 243
Team HRC
レース2はとても楽しかったです。マシンの感触が非常によく、限界を超えるような無理をせずにスムーズな走りを続けることができました。もちろん、レース1ではフィニッシュ直前で逆転されてしまったので、少し残念な気持ちがあります。あそこで抜かれなければ総合優勝だったわけですから。とはいえレース2では、自分らしいスピードを発揮しながら上手いパッシングも決まり、確固たる差をつけて優勝できたので満足しています。これからは次戦サルデーニャGPに向けた準備に取りかかります。リオラサルドのコースは今大会とは正反対のディープサンドですが、ここ数年間でかなり走行経験を積んできたし楽しみです。サマーブレイクの間も献身的に働いてくれたチームスタッフ、そして誕生日を祝うメッセージをくれたみなさんに対し、感謝の意を表したいと思います。最高の誕生日になりました


Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image

レポート公開日
戻る